About

スレッドリフトとは?

スレッドリフトは、医療用のスレッド(糸)でたるみを引き上げる施術です

スレッドリフトは、コグと呼ばれる小さなトゲトゲがついた医療用のスレッド(糸)を皮下に挿入し、たるみを引き上げる治療法です。

スレッドの太さは1mm前後です。
体内で分解される材質でできており、人工物が体内に残り続ける心配はありません。

スレッドは主に耳の周辺からたるみに向かって、皮下脂肪層に挿入します。

スレッドリフトの4つの効果

1. 引き上げ効果

スレッドリフトのコグは、その向きによって組織に引っかかる役割と、引き上げた位置に固定する役割を持つ

スレッドには向きの異なるコグが備わっています。

順方向のコグをたるみに引っ掛けて引き上げると、逆方向のコグが『かえし』となり、引き上げた状態がキープされます。

たるみを物理的に引き上げることで、施術直後からたるみの改善をご実感いただけます。

2. タイトニング(引き締まり効果)

皮下に吸収性スレッドが挿入されると、その周囲では組織反応が起こり、線維芽細胞が活性化されてコラーゲンなどの細胞外マトリックスの新生が促されます。

時間の経過とともに脂肪層においてスレッド周辺の組織が再構築されることで、引き締まりが徐々に現れます。

引き締まり効果は多くの場合、スレッド挿入後1〜2カ月ほどでご実感いただけます。

3. 脂肪の移動(リポジショニング)

スレッドリフトで脂肪のボリュームを移動させることで、フェイスラインのもたつきと頬コケをフラットに整えるイメージ

加齢の影響で皮膚を支える靭帯(リガメント)が緩むと、重力で組織が落ち、頬がこけてフェイスラインがもたつき、輪郭が四角くなる変化が見られます。

スレッドで余分なボリュームを適切な位置に移動させることで、山を崩して谷を埋めるように、輪郭をきれいに整える効果を出すことができます。

4. 肌質の改善

細胞外マトリックス(ECM: ExtraCellular Matrix)が少なく、ハリツヤ弾力がない状態と、ECMの構造が良好でハリのある状態の比較

紫外線や加齢の影響で肌の細胞外マトリックス:ECM(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など)が減少すると、皮膚は弾性を失って伸び、水分量が減少して潤いが無くなります。

スレッドが皮下に挿入されると、皮膚にも組織反応が及び、真皮のECMが増加し、肌質改善の変化が現れます。

肌質の改善も引き締まりと同様に、術後1〜2ヶ月くらいからご実感いただけることが多いです。

スレッドリフトの施術は、このように進めていきます

手順①:デザイン(マーキング)

たるみの位置や程度などにあわせて、スレッドの種類と入れ方を考えて、お顔にデザインを描いていきます。

手順②:麻酔

針穴とスレッドの挿入範囲に局所麻酔薬を注射します。

もし痛みにご不安がありましたら、オプションの笑気麻酔や静脈麻酔をご利用いただけます。

手順③:スレッドの挿入

針穴をあけて、スレッドが入った針を、デザインに沿って皮下に挿入します。
針を抜くと、中のスレッドだけが皮下に残りますので、たるみを引き上げたら、針穴から出ている余分なスレッドをカットします。

すべてのスレッドを入れ終わったら、手術は終了です。

お悩みにあわせて、スレッドをどこから入れるか、どの向きに入れるかを調整します

目的に合わせたスレッドの入れ方|中顔面と下顔面のリフトアップを目的とする場合の挿入デザイン

中顔面(ほうれい線や口もと付近)と下顔面(フェイスライン、ジョール、マリオネットライン付近)、それぞれたるみを効率的に改善させるスレッドの入れ方があります。

多くのお客様は、中顔面と下顔面両方の改善を望まれます。

お客様のお顔の状態にあわせて、適切なスレッドの入れ方をデザインします。

目的に合わせたスレッドの入れ方|こめかみ、眉、ほうれい線のリフトアップを目的とする場合の挿入デザイン

少し特殊なスレッドの使い方として、こめかみや眉を引き上げる方法もあります。

ほうれい線が特に気になる場合、メーラー部分に直接スレッドを挿入し、中顔面のリフトアップ効果を更に高めることもできます。

ご希望の際にはご相談ください。

フェイス美容外科のスレッドリフトの特徴①:クリスクロス法(交差法)

スレッドが交差するように挿入することで保持力を高め、持続期間の延長を図るクリスクロス法

1点からの放射状にスレッドを挿入した場合、コラーゲンのバンドはスレッドに沿って線状にしか形成されません。

一方、縦方向の引き上げに横方向の引き上げを交差させると、スレッドの周りで形成されるコラーゲンのバンドは格子状となり、後戻りの力を広い範囲に面状に分散できるようになります。

解剖学的に正しい方向に牽引する上でも、多方向からのスレッドの挿入は必要不可欠です。

フェイス美容外科のスレッドリフトの特徴②:結紮(けっさつ)法

2本のスレッドを1つの針穴から挿入し、スレッド同士を結ぶことで後戻りのリスクの低減を図る結紮法

スレッドリフトでは、強く引き上げようとすればするほど、たるみは元の位置に戻ろうとする力が強まります。

この力に固定部分のコグの保持力が負けてしまうと、スレッドが滑脱して後戻りが生じます。

結紮法は、2本のスレッドを同じ針穴から挿入し、たるみを引き上げた状態で結んでしまいます。

結んだV字の部分が組織に引っかるので、後戻りのリスクを大幅に減らすことができます。

スレッドはどれくらいの間隔で受けたらいいの?

お顔の状態というのは、一定の年齢を過ぎたら下り坂の一途です。
何も対策しなければ、たるみは進行します。

たるみのメンテナンスの手段として、一度スレッドリフトを受けたからと言って、以降も必ずスレッドリフトを選択しなければならない、ということは全くありません。

たるみの主なメンテナンスとしては、ボルニューマーやHIFUを半年に1回くらいの間隔で定期的に受け、効果が不十分と感じたら、数年に1回くらいでスレッドリフトを考える。

当院ではこのようなやり方を、継続していただきやすい方法として、おすすめしています。

たるみ治療の比較表:各たるみ治療の特徴

HIFU ボル
ニューマー
スレッド
リフト
切開
リフト
特徴 引き締め 引き締め 引き上げ 強力な
引き上げ
効果 ★★ ★★★ ★★
★★
★★★
★★
ダウン
タイム
− − + +++
持続 △ △ ◯ ◎
費用 ◎ ◯ ◯ △

HIFUやボルニューマ―の『引き締め』を主体とする治療とは異なり、スレッドリフトでは重力に逆らって組織を物理的に移動できます。

リガメントを処理し、SMASを引き締め、さらに余剰皮膚を切除できる切開リフト(フェイスリフト)と比べると、スレッドリフトの効果は限られます。

一方で、切開リフトに比べてダウンタイムが圧倒的に少ないことは、スレッドリフトの大きな魅力と言えます。

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こんな方にオススメ

スレッドリフトの適応リスト
  • 頬のたるみが気になってきた
  • フェイスラインのもたつきを改善したい
  • 口もとのたるみが気になる
  • ほうれい線を目立ちにくくしたい
  • マリオネットラインが気になる
  • 顔全体をスッキリとした印象にしたい
  • 頬コケを改善したい
  • 切開リフト(フェイスリフト)は避けたい
  • HIFUやRF治療では効果が不十分に感じた
  • 長期のダウンタイムは摂りにくい
  • 自然なかたちで若返りを果たしたい
  • 将来的なたるみの進行を抑えたい
Plans & Price

料金

表示価格はすべて税込みです

基本料金 ¥88,000
4Dデュアルクレオパトラ 1本 ¥11,000
テスリフト 1本 ¥19,800

スレッドリフト プランの一例

プレミアムプラン
(テスリフト 4本+PCL 8本)
¥255,200
ミドルプラン
(テスリフト 6本)
¥206,800
ライトプラン
(PCL 4本)
¥132,000

上記のプランはあくまで一例です。
スレッドの本数は2本単位でご自由にお選び頂けます。

Before & After

症例写真

スレッドリフト(糸リフト) – 症例
【テスリフト】スレッドリフト(糸リフト)の症例写真 術後1ヶ月
【テスリフト】スレッドリフト(糸リフト)の症例写真 術後1ヶ月

内容

たるみの改善や輪郭の形成を目的として、一定の期間で分解吸収される、コグ(トゲトゲ)のついた糸を皮下に挿入する施術です。

料金

¥310,200〜(税込)
(テスリフト:6本、PCL:2本 使用)

リスク

痛み、つっぱり感、凸凹、内出血、感染症、神経損傷 など

コメント

パッと見スッキリした印象があるのは、輪郭のデコボコが改善されているからです。

フェイスラインに落ちている余分なボリュームを、ボリュームが足りていない頬コケ部分に移動させることで、多角形感のある輪郭から卵型の輪郭へと変化しました。

全体の重心が上に上がり、ほうれい線外側の高さが減ったことも相まって、凛とした若々しさが際立っています。

スレッドリフトで違和感なく確実に結果を出すには、スレッドを正しく挿入する技術はもちろんですが、お顔の状態を見て、何がお悩みの原因になっているのかを見極める感性と、どうすれば良くなるかを正しく判断できる知識が必要です。
これは一朝一夕に身につくものではありません。

スレッドリフトをご検討の際は、ぜひ当院にてご相談ください。

Submental Thread

あご下のスレッドリフト

あご下の皮膚や筋肉のもたつきを引き上げ、あご下と首の境界をはっきりさせます

あご下のスレッドリフトの効果のイメージ

あご下がたるむ原因は次の3つです

  1. 脂肪のボリューム
  2. 皮膚の伸び・ゆるみ
  3. 広頸筋のゆるみ

広頸筋の緩みが原因のたるみは、広頸筋形成術(ペリカン手術)が効果的ですが、より少ない負担であご下をスッキリさせたいなら、あご下のスレッドリフトがおすすめです。

なお、脂肪が多い時には脂肪吸引、脂肪溶解注射やリニアHIFU、皮膚が余っているならHIFUやボルニューマ―、ネックリフトが適用されます。

【バイニードル/Bi Needle/アンカーDXダブル】あご下のスレッドリフト

あご下のスレッドリフトにはアンカーDXダブルを使用します。

PCL製のバイニードルスレッド(両端に針が付いたスレッド)で、あご下の端から端までカバーできる長さがあります。

あご下の中央部分をハンモック状に持ち上げ、コグ(トゲトゲ)によってその状態が固定されます。

あご下のスレッドリフトの料金

あご下のスレッドリフト【スタンダード】でのスレッドの挿入位置

あご下スレッドリフト
スタンダード

¥154,000

バイニードル2本を中央で交差させ、たるみを引き上げます。

あご下スレッドリフト/バイニードルとPCLを組み合わせた場合の挿入位置

あご下スレッドリフト
プレミアム

¥220,000

バイニードル2本に加え、4Dデュアルクレオパトラを左右に2本ずつ使用します。

Treatment Flow

施術の流れ

01

カウンセリング

お客様のお悩みとご希望をお伺いし、たるみや骨格、皮下脂肪などの状態を確認し、ご予算等をふまえ、最適なプランをご提案いたします。

お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。

予約に空きがございましたら、カウンセリング当日の施術も承ります。

02

ご契約

いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります。

<未成年の方へ>

03

お会計

自由診療では施術前にお会計いただきます。

お支払いには現金、クレジットカード、医療ローンがご利用いただけます。

04

メイクオフ

パウダールームにてメイクを落としていただきます。

05

写真撮影

施術前の記録として、写真を撮影いたします。

06

デザイン

カウンセリングでお伺いしたお悩み・ご希望などの情報をもとに、スレッドの刺入ポイントと挿入ラインをマーキングしていきます。
スレッドリフトの最も重要な行程になりますので、丁寧に進めていきます。

07

麻酔

マーキングを元に局所麻酔を行います。
痛みを感じやすい方、ご不安が強い方は、オプションの笑気麻酔や静脈麻酔をご利用いただけます。

<麻酔について>

08

施術

所要時間は麻酔を含め40分ほどです。
リラックスしてお過ごしください。

09

術後説明

施術後の過ごし方やお手入れの方法、お薬の使用方法などについて説明します。

10

通院・アフターケア

施術後の状態の確認のため、1ヶ月後くらいにご来院いただいております。

術後の経過などについて心配なこと、気になることがありましたら、メールやLINE、お電話にてお気軽にご相談ください。

After Care

施術後の過ごし方

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洗顔

当日はお休みしてください。
翌日からは普段通り洗顔していただけますが、過度な力が加わらないよう、お気をつけください。

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メイク

当日はメイクはお休みください。
翌日からは通常通りのメイクが可能ですが、メイクの際またはメイクをを落とす際は、お顔に強い力が加わらないよう、お気をつけください。

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入浴

血行が良くなることで、腫れや内出血が強まる可能性があります。
手術から3日間は短時間のシャワー浴程度でお済ませください。

なお、手術当日は洗髪をお休みください。翌日の夜からは洗髪が可能です。

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運動

血行が良くなることで、腫れや内出血が強まる可能性があります。
3日間は運動をお控えください。

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飲酒

血行が良くなることで、腫れや内出血が強まる可能性があります。
当日は過度の飲酒をお控えください。

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食事

数日は大きく口をあけたり、固いものを食べるのに支障があるかもしれません。
しばらくは食べ物にお気をつけください。

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表情

手術から間もない時期に強く笑ったり大きな表情をつくると、つっぱり感や痛みを感じるだけでなく、スレッドの引っかかりが外れ、効果が弱まる可能性があります。
スレッドが周囲組織と癒着するまでの3週間程度は、強く笑ったり口を大きく開けることはなるべく控えていただけますよう、お気をつけください。

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お顔のマッサージ

術後早期にスレッドの入っている部分に強い力が加わると、引っ掛かりが外れ、効果が下がる可能性があります。
手術から少なくとも1ヶ月間は、マッサージなどお顔に強い力を加えることは避けてください。

Downtime & Risks

ダウンタイムとリスク

起こりやすい

手術の局所麻酔が切れると、痛みが現れることがあります。
側頭部からスレッドを入れる場合、頭痛感・頭重感が少し続くことがあります。
術後にお渡しする痛み止めの内服薬をお使いください。

局所麻酔と手術侵襲にともなう腫れ・むくみは、多くの場合は翌日いっぱいくらいでおおむね落ち着きます。

麻酔薬が表情筋に作用することで、手術終了時にはお顔の動きが非対称になることがあります。
麻酔の作用はまもなく切れますので、ご安心ください。

表情筋の近くにスレッドが入ること、表情が作りにくくなったり、表情に伴って痛みやつっぱり感が現れます。
口を大きく開けにくくなったり、硬い食べ物を噛むと痛みが感じられる場合があります。
時間とともに軽減します。
スレッドの効果に関わりますので、スレッドが周辺の組織と癒着するまでの3週間ほどは、大笑いしたり、口を大きく開ける必要がある食べ物などはできるだけ避けていただけますよう、お気をつけください。

なお歯科受診の予定がありましたら、スレッドの施術前に受診していただくか、スレッド後3週間以上開けてからの受診をご検討ください。

スレッドのとげの作用で、口を大きく開けにくくなり、大きな物が食べにくかったり、笑うと痛みが生じたりすることがあります。
1週間から、長くて2週間ほどで落ち着いてきます。
歯科にかかる予定がある時は、スレッドの施術前に受診していただくか、スレッド後は念の為3週間ほど開けてからの受診をご検討ください。

スレッドを挿入する針穴部分の赤みがしばらく続きます。
多くの場合は数日で落ち着きますが、体質によっては少し長引くことがあります。

時々起こる

皮下で出血が起こることで、痛みや腫れが長引いたり、黄色いアザが生じることがあります。
針穴周囲で見られることがあり、頬に内出血が現れることはまれです。
時間の経過とともに薄くなっていきます。

まれに起こる

左右対称を心がけて、糸の入れ方と引き上げる力を調整します。
骨格、脂肪のボリュームなどの左右差の影響により、左右対称に至らない可能性があります。

スレッドのコグ(トゲトゲ)が一部だけ皮膚の浅い部分に引っかかると、エクボ状のへこみが生じることがあります。
時間の経過とともに目立たなくなります。

こめかみや耳の前などの皮膚の薄いところで、テスリフトの折り返し部分が膨らみとして見えることがあります。
生じたとしても多くの場合は2〜3週で落ち着きます。

スレッドに細菌が感染すると、赤みや腫れ、痛みや熱感が出る可能性があります。
まずは抗生剤等で対処します。
沈静化しない場合にはスレッドの除去を検討します。

緊張や痛みのなどの影響により、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。

極めてまれ

スレッドの挿入に伴い表情筋を動かす神経に傷がつくと、筋肉の動きが弱くなる可能性があります。
生じた場合には内服薬等を使用します。
数カ月の経過で改善が期待できますが、症状が一部残存する可能性があります。

蕁麻疹やアナフィラキシーなどが生じます。
状況に応じて直ちに適切に対処いたします。

Director’s Message

院長からのメッセージ

【たるみ・小顔・頬コケ】たるみ治療は、定期的に継続的に受けていただくのが大事です

スレッドリフトって術者が違うと何故こんなに結果に差が出るの?

①医師の知識とセンス

私が考えるスレッドリフトは、『重力の影響を無くすこと』『たるみがなかった頃の状態に戻すこと』です。
『自然なのに確実な変化』を実現できるように、スレッドリフトをデザインします。

デザインを適切に行うには、皮下の状態すなわちリガメントの位置や皮膚-皮下脂肪-表情筋の層構造、骨格などの解剖学と、スレッドの力学的特性などについての、深い理解が必要です。

スレッドは単純な手術なので、誰でもできてしまいます。
ですが知識のない医師が行えば、正しくない方向に正しくない力で引き上げることで、カマキリのような違和感のある三角顔を作り上げたり、無理な力を掛けることで、すぐに後戻りする結果を作ってしまいます。

『美しい顔とは何なのか』が自分の中になければ、良い結果を出すことはできません。

②手間を惜しまないこと

片側にスレッドを5本入れるにしても、1つの針穴からまとめて5本入れるのと、別々の針穴から入れるでは、手間はだいぶ違います。
1つの針穴からの挿入では、解剖学的に適切な方向に牽引することは、絶対にできません。

毛髪があるところからスレッドを入れるのも、手間がかかります。
ですが、引き上げの保持力を確保するためには、毛髪内からスレッドを挿入して皮下に入るスレッドの長さを確保する必要があります。

2本のスレッドを針穴で結ぶ処理も、けっこうな手間です。
特に毛髪内で結ぶのは大変です。
ですが、やればやった分だけ後戻りの防止に役立ちます。

時間と手間をかけ、必要な手技を積み重ねることでようやく、長期間続く自然なリフトアップを実現できます。

③スレッドの種類

スレッドには多種多様なものがあります。
その中でも私が4Dデュアルクレオパトラとテスリフトを使うのは、単純に好みの問題で、私の思い通りに機能してくれる、という理由からです。

医師によるスレッドリフトの結果の違いには、スレッドの違いはそこまで重要ではなく、①と②の影響の方がよほど大きいと思います。

スレッドリフトを受ける医師は、どう選べばいい?

①誰から受けるか

スレッドリフトの結果には、医師の技量が大きく関わります。

『どのクリニックで受けるか』よりも、『誰から受けるか』を重視すべきです。

②たるみの治療法を数ある選択肢から選べる

たるみの状態によっては、スレッドリフトは『やり過ぎ』のこともあります。

逆に、たるみや皮膚の余りが大きい場合は、スレッドリフトでは効果が足りず、切開リフトが必要な場合もあります。

たるみ治療としてスレッドリフトしか選択肢がなければ、今の自分に最適な治療は受けられないかもしれません。

③切開リフトの技術

私の個人的な感覚ですが、切開リフト(フェイスリフト)を行える医師と、切開リフトの経験のない医師では、スレッドリフトの理解には大きな差があると思います。

『切開リフトを得意としている医師かどうか』も、検討の材料として含めてもいいのではないでしょうか。

フェイス美容外科 院長 / 日本形成外科学会専門医
土屋 裕人

FAQ

よくある質問

スレッドリフトは、コグ(トゲトゲ)のついた糸を皮下へ挿入し、フェイスラインや頬、口元、ほうれい線などのたるみ改善を目的として行う施術です。
当院で使用するすべての糸は、時間とともに体内で分解され吸収されます。
スレッドは多くの場合、こめかみ付近に開けた針穴から挿入します。

フェイスラインや頬、口元、ほうれい線のたるみが気になる方、切開を伴わない施術を希望される方、HIFUなどの器械での施術では満足のいく結果が得られなかった方などに適しています。

スレッドリフトはコグ(トゲトゲ)のついた糸を皮下に挿入して、たるみを引き上げ固定します。
フェイスリフト(切開リフト)は耳の前で皮膚を切開して皮下を剥がし、SMASを縫い縮めることでたるみを改善させる手術です。
フェイスリフトの方が効果は高く持続も長いですが、手術の負担もかなり大きなものになります。
皮膚に余りがない場合、切開リフトを行うメリットは多くありません。
お顔の状態とお客様のご希望に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。

スレッドリフトは、コグ(トゲトゲ)のついた糸を皮下に挿入して、たるみを引き上げ固定します。
スレッドは周辺の細胞を刺激し、細胞外マトリックス(ECM)を増やすことで、1〜2ヶ月後から引き締まりが強まる効果が見られます。
ボルニューマーは、皮膚と皮下を加熱して、物理的に引き締める効果に加え、熱により刺激された細胞からECMが作られることで、ボルニューマーでも後から強まる引き締まり効果が見られます。
ボルニューマーが『引き締め』であるのに対し、スレッドリフトは『引き締め』+『引き上げ』の効果がありますので、一般にスレッドリフトの方が高い効果、大きな変化を出すことが可能です。
ボルニューマーは負担の少ないたるみ治療としては効果が高いものです。
ご希望にあわせてお選びいただけます。

加齢に伴ってたるみが生じる主な原因は、肌を支える『リガメント』が弱ることで、頬の重さを支えきれなくなるからです。
スレッドはリガメントを補強し、重力で下がろうとする組織を良好な位置に保持します。

肌を支える『リガメント』が弱くなることで、頬の皮膚は下がり、フェイスラインをもたつかせます。
スレッドにより皮膚を適切な位置で支えることで、自然なかたちでフェイスラインをスッキリさせる効果が期待できます。

スレッドリフトの主なダウンタイムは、腫れと内出血、つっぱり感です。
腫れは多くの場合1〜3日ほどで落ち着きます。
内出血は必ずしも出るものではありませんが、こめかみ付近の針穴の部分で、内出血による黄色いアザが生じることがあります。
つっぱり感はスレッドにが表情を遮ることで生じます。
2〜3週で落ち着くことが多いです。

糸を挿入するために針穴を開けます。
数週ほど赤みが続く場合がありますが、ほとんどの場合は最終的に針穴の傷はわからなくなります。

施術は局所麻酔を使用して行います。
局所麻酔の際に多少の傷みを伴いますが、実際にスレッドを挿入する際には、無痛か少し痛むかくらいです。
術後に痛みが生じることがありますので、お渡しする痛み止めの内服薬をお使いください。

メイクは当日はお休みください。
翌日からはメイクが可能ですが、3日間程は針穴の部分が刺激されないよう、お気をつけください。

当日はお休みください。
翌日からは通常通り洗顔していただけます。
お顔を強く押したりはなさらないよう、お気をつけください。

当日は血行が良くなるような行為はお控えください。
痛みや腫れが強まったり、感染症のリスクが高まります。

多くの場合は施術直後から変化をご実感いただけます。
直後は麻酔で膨れていることもありますので、2〜3日経過して麻酔や手術による腫れの影響が無くなると、より効果がわかりやすくなるかもしれません。

使用するスレッドの種類や本数によるところも大きいですが、1年から2年は効果が続くことを目指して、手術を計画します。
スレッドリフトは一定の期間で効果は必ず弱まるものです。
1回受けたらそれで終わりではなく、定期的にスレッドリフトやボルニューマー、HIFUなどのたるみ治療を受けていくことで、良い状態を保つことを心がけるのが大事です。

施術後には赤み、腫れ、内出血、痛み、感染、左右差、ひきつれ、糸の違和感、皮膚の凹凸、効果の不足、形の違和感などが起こる可能性があります。
リスクについてはカウンセリングの際に詳しくご説明いたします。

位置が一部だけ浅く引っかかることによって、ひきつれが感じられる場合があります。
スレッドを均一の深さで挿入し、ひきつれが生じないように努めます。

皮膚が強く余っているような方では、皮膚を引き上げると耳前で皮膚がもたついてしまいます。
このような方には切開リフトか、スレッドや切開リフトほど効果は出ないまでも、ボルニューマーやHIFUで引き締める治療をおすすめするかもしれません。

ボルニューマーやHIFU、切開リフトなどのたるみ治療と組み合わせたり、脂肪吸引などとも組み合わせられます。
ほとんどの施術は同時に行うことが可能ですが、ヒアルロン酸はスレッドを介した感染症のリスクがありますので、日をずらしていただくことをおすすめいたします。

当院の基本方針と致しまして、カウンセリング当日の手術はおすすめしておりません。
手術の効果だけでなくリスクやデメリット等もお伝えし、費用なども含めて十分検討してご納得いただいたうえで、手術を受けるかどうかを時間をかけて判断していただきたいからです。
お顔の状態によっては、スレッドリフトではご希望の効果を実現できなかったり、脂肪のボリュームを何とかする必要があったりなど、お客様にとって本当に必要な手術は、診察してみないとわかりません。

カウンセリングの結果、スレッドリフトの適応があり、全身状態や予約状況などにも問題がなければ、当日の手術が可能な場合があります。
ただし、手術方法やダウンタイム、リスクについて十分に理解し、納得されたうえで治療を受けていただくことを大切にしています。”

なお、遠方にお住まいなどの理由により、カウンセリング当日の施術を強く希望されるお客様に対して、『手術枠確保料』の制度をご用意しております。

局所麻酔アレルギー、妊娠中、局所の感染症、抗凝固剤内服中の方は、施術をお受けすることができません。
その他医師により手術不適と判断する場合がございます。

術後の授乳に影響する可能性があるのは、局所麻酔薬、静脈麻酔薬、表面麻酔、術後の内服薬です。
当院で使用する局所麻酔薬、静脈麻酔薬、表面麻酔薬は、すべて母乳への移行が少ないため、手術終了直後からでも授乳は問題ないとされています。
内服薬は種類によって乳児に影響するものがあります。
当院では授乳を制限する必要のない抗生剤、消炎鎮痛剤もご用意しておりますので、授乳中の方はぜひご相談ください。

溶けないスレッドであれば効果が半永久的に続く、ということは全くありません。
溶けないスレッドを使ったとしても、効果は良くて2〜3年、早くて1〜2年で減弱する可能性が高いです。
効果が弱くなる原因は、コグの引っかかりが外れたり、コグ周囲の組織自体が伸びることなどによります。
年齢を重ねれば、たるみも進行します。スレッドさえ入れておけば老化が進まない、ということはありません。

効果は無くなるにも関わらず、挿入したスレッドは体内に残り続けることになります。
効果の持続とリスクの面から、当院では溶けないスレッドの使用を推奨しておりません。

術後に大きく口を開けようとすると、スレッドがつっぱることでやや強めの違和感を感じることが多いと思います。
あまり大きな表情をつくると、表情筋の力に負けて、周囲組織に引っかかっているスレッドのコグ(トゲトゲ)が、多少外れてしまう可能性があります。
スレッドが周囲組織と癒着して安定するまでの間、手術から3週間以内は、大きな口を開けない、大笑いしないなどを心がけてください。

スレッドは引きすぎると表情がおかしなことになりますし、無理に引くと後戻りの力も強いため、周囲組織との癒着が起きる前にスレッドのコグ(トゲトゲ)が外れてしまい、短期間で効果が弱まる可能性があります。
スレッドを適切な力で引くに留めることは、術後の仕上がり、効果の持続双方にとって重要です。

力の方向や引く力が適切でないと、頬骨の高まりにボリュームが集まってしまい、かつフェイスラインはやけにシャープになることで、逆三角形の違和感のある顔に仕上がってしまいます。
顔の解剖を正しく理解し、スレッドは重力の影響を取り除くに留めることで、直後から自然な仕上がりを目指します。

髪の毛が生えている部分からも、スレッドを挿入することが多いです。
念のため術後1ヶ月間は、カラーリング等はお控えください。

スレッドリフトの料金には局所麻酔、スレッド、術後の抗生剤・痛み止めの内服薬が含まれています。
手術の際にご利用いただけるオプションとしては笑気麻酔、静脈麻酔、ダウンタイム軽減点滴があります。
オプションのご希望があれば、そちらの費用が追加になります。
術後の経過観察についても、費用はかかりません。

術後1ヶ月くらいのタイミングで、状態確認のためご来院いただくことをおすすめしています。
術後に何か気になることがありましたら、まずはLINEなどでお気軽にご連絡ください。

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