切開リフト
(フェイスリフト)

切開リフトとは?

たるみの原因は?

たるみの原因は様々で、以下のようなものが挙げられます。

  • 皮膚の老化(コラーゲン等の減少)に伴う皮膚のゆるみ
  • 皮膚を支える靭帯のゆるみ
  • 加齢に伴う脂肪の萎縮と沈着
  • 加齢に伴う骨格の変化(骨の萎縮)
  • 太った後の急激な痩せ
  • 骨切り後の皮膚の余り

たるみの改善には、お客様それぞれのたるみの原因を見極め、原因に合わせた適切な処置を行う必要があります。

たるみの治療法は?

たるみを治療する方法として、当院では
 1)HIFU
 2)スレッドリフト(糸リフト)
 3)フェイスリフト(切開リフト)
をご用意しております。

HIFU → 糸リフト → フェイスリフトの順に効果は大きくなりますが、術後のダウンタイムやリスクなども大きくなっていきます。
効果の持続期間も異なり、施術の間隔はHIFUが半年~1年に1回、糸リフトは糸の種類にもよりますが、1年~5年に1回程度が目安です。
フェイスリフトは10年前後は持続が期待できます。

現在のお悩みの度合いと、求める効果に応じて、最適な治療法をご提案いたします。

切開リフトのメカニズム

リガメントって何?

お顔の皮膚の下には【リテイニング・リガメント】と呼ばれる柱状の組織があり、骨と皮膚、または筋肉と皮膚とをつないでいます。

皮膚が緩むと、重力により下に落ちようとしますが、リガメントは固く伸びないので、リガメント部分の皮膚は動きません。
これにより、リガメントより上の皮膚が垂れ下がることになります。

リガメントは誰でもだいたい決まった部位にあります。
ほうれい線やマリオネットラインといった加齢変化は、このリガメントが原因です。

切開リフトにおいて、リガメントは最も重要な要素です。

たるみを引き伸ばしたくても、リガメント部分の皮膚は動きませんので、リガメントより向こう側には効果が及びません(下図)。

切開リフトでは、このリガメントを切断することによって初めて、適切なリフトアップ効果を得られるようになります。

SMASって何?

お顔の皮膚が余ってたるんでいるなら、余った皮膚だけ単純に切除すればいいのでは?とお考えになる方もいらっしゃるでしょう。

余った皮膚を切除して縫い閉じても、重力や、リガメントが下の位置に戻ろうとする力、脂肪のボリューム等によって下から持ち上げようとする力など、様々な力が縫った傷あとに加わることで、傷あとは引き伸ばされます。
手術を行ったにも関わらず、たるみは短期間でもとに戻り、目立つ傷あとだけが残ることになります。

こうならないよう、縫合部にはなるべく負担がかからないようにする必要があります。
そのためフェイスリフトの手術では、SMASの処理がとても重要になります。

フェイスリフトでは、皮下を剥離したあと、SMASの下を剥離していきます。

土台であるSMAS(+皮下脂肪)の層を引き上げることで、SMASより上の皮膚も自然に引き上がって来ます。

下の図は、SMASを縫い縮めたことによって皮膚が引き上がり、余りが生じた状態です。
もともとの切開線(赤点線)の真上で皮膚を切ると、余分な皮膚は取り除かれ、傷には張力をかけずに縫い閉じることができます。

皮膚を直接引っ張ろうとしなくても、SMASを処理することによって、このように余った皮膚を無理なく除去することができます。

SMAS法?リガメント法?

切開リフトを受けることを検討するとき、『SMAS法』と『リガメント法』のどちらがいいか?ということで悩まれる方もいらっしゃるでしょう。

SMAS法については、「SMASを切開し、その下を剥離して、縫い縮める方法」ということでよろしいかと思います。

リガメント法は、当院としましては『SMAS下でリガメントを切断し、切断したリガメントを引き上げて床に縫合固定し、力源として利用するもの』と考えています。
通常は咬筋リガメントを耳下腺上のSMASに、頬骨リガメントを頬骨骨膜に再固定します。

クリニックによっては、SMAS下でリガメントを切断しただけのものや、皮下でリガメントを処理したものも、リガメント法として取り扱っているところもあるようです。

リガメントの処理の仕方、SMASの処理の仕方により、得られる効果は大きく変わってきます。
フェイスリフトのクリニック探しでは、単に『SMAS法』『リガメント法』で選ぶのでなく、各クリニックが具体的にどんな方法で手術を行っているのかを知ることが重要です。
手術法がよくわからない場合は、不明点が確実に解消されるまで、しっかりとご相談ください。

Deep plane法?(非表示)

Deep Plane法(ディープ・プレーン法)は、『SMASの下を剥がす方法』を指す言葉です。
SMAS下でのリガメントの処理は含まれていません。
Deep Plane法というと、なんとなく良さげな手術に聞こえますが、多少なりともSMASの下を剥離すれば、Deep Plane法を名乗れてしまうことになります。

加えてもう1つ、Extended Deep Plane法というものがあります。
これは『大頬骨筋を超えてSMASの下を剥がす方法』を指すものです。
大頬骨筋を超えてSMAS下を剥がすことで、必然的に頬骨リガメントと咬筋リガメントが離断されることになり、強力なリフトアップ効果が期待できる方法です。

当院で行うhigh SMASフェイスリフトは、Extended Deep Plane法にあたります。

フェイス美容外科の切開リフト

こめかみリフト

こめかみリフトは、目尻付近のたるみが気になる場合や、眉下切開(眉下リフト)では改善できない上まぶたの外側のたるみなどに効果の期待できる手術です。

耳の上で毛髪内を切開し、浅側頭筋膜と深側頭筋膜浅葉の間を、目のキワまで剥がしていきます。

皮膚が伸びるようになるまで剥離できたら、浅側頭筋膜を縫い縮め、リフトアップします。

余った頭皮を切除し、縫合します。
終了後はフェイスバンドによる圧迫固定を行います。

フェイスリフト:ミニリフト(ミニLateral SMASectomy)

フェイスラインやマリオネットラインのたるみ、もたつきが気になるなら、ミニリフトは有効です。

切開は短く、皮膚の下を剥離する範囲も狭いので、ダウンタイムを大幅に抑えられます。

中顔面から頬のたるみはあまり気にならず、フェイスラインからあご下、首にかけてのたるみが主に気になるような方は、このミニリフトとネックリフトをあわせて受けていただけると、効果的です。

後述のLateral SMASectomyを、範囲を限定して下部のみで行います。
SMASを切除し縫い縮めることで、下顔面のたるみを改善させます。
SMAS下でのリガメントの処理は行いません。

ほうれい線などを含む中顔面への効果はほとんど期待できません。
ほうれい線も気になるなら、別の方法をお選びいただくか、スレッドリフト(糸リフト)との併用などもご検討ください。

フェイスリフト:MACSリフト

なるべくダウンタイムが少ないフェイスリフトをご所望でしたら、こちらのMACSリフトがおすすめです。

若い方や、たるみがそれほど多くない方で、口元やフェイスラインのもたつきなどを改善させたい場合には、MACSリフトをご検討ください。

なお、中顔面への効果は高い方ではありません。
ほうれい線まわりを積極的に改善させたい場合には、拡大MACSリフトや、high SMASリフトをご検討ください。

MACSとはMinimal Access Cranial Suspensionの略で、 Cranial:頭蓋骨を固定源として、たるみをSuspension:吊り上げる、という手術法です。

耳の上で深側頭筋膜に糸をかけ、続けてSMASに並縫いで糸をかけていきます。
最後にまた耳の上の深側頭筋膜に戻ってきて、糸を締め上げます。

SMASはある程度移動しますが、固定源の深側頭筋膜は動きませんので、この糸を締め上げることで、SMASは上下左右全方向に縮みながら、上外側に引き上げられます。

※画像はMACSリフトのイメージです。実際のMACSリフトとはSMASの縫合が異なります。

耳の前を切開して頬の皮下を剥離し、皮下で頬骨リガメントと咬筋リガメントを離断します。

MACSリフトはSMASを切らない手術です。
SMAS下でのリガメントの処理も行いません。
その分たるみの改善効果としては、ややマイルドになります。

SMASの切開とSMAS下の剥離を行わないことには、メリットもあります。
まず内出血の減少により、ダウンタイムが抑えられます。
顔面神経損傷などのリスクも、極めて少ない手術になります。

もう1点、SMASを切らないことによりSMAS下の癒着が最小限に抑えられるので、将来再びたるみが強くなったときに、本格的なSMASリフトの手段を残しておけることになります。

フェイスリフト:拡大MACSリフト

拡大MACSリフト: Extended MACS Lift は、上記の通常のMACSリフトに中顔面のリフトアップを加えた方法です。

加齢に伴い頬の脂肪(メーラーファットパッド)が下がると、ほうれい線が目立ちやすくなります。
またメーラーファットが下がることで頬の高まりのピーク位置が下がることで、老けた印象や疲れた印象の原因にもなります。

切開範囲は通常のMACSリフトと同じです。

皮下の剥離は頬部の前面まで行います。

通常のMACSリフトで行う2か所の巾着縫合に、頬骨部でメーラーファットを引き上げる縫合を追加します。

メーラーファットが引き上がることで、ほうれい線が軽減され、若々しさが改善する効果が期待できます。

フェイスリフト:Lateral Smasectomy

Lateral Smasectomy(ラテラル・スマセクトミー)は、SMASを切除して縫い縮めることで、主に下顔面のたるみを改善させる方法です。
SMAS下の剥離はあまり行わず、SMAS下では頬骨リガメントは処理しますが、咬筋リガメントの処理は行いません。

工程が少ない分ダウンタイムが抑えられ、神経損傷のリスクも少ない安全性の高い手術です。
その分、たるみが強い方は多少のたるみが残ったり、後戻りが生じる可能性があります。

効果範囲は主にマリオネットラインやジョール、フェイスラインを含む下顔面で、ほうれい線など中顔面への効果は限定的です。

当院としましては、既にSMAS下でリガメントを処理するフェイスリフトを受けられた方への再手術用の方法として、こちらのLateral Smasectomyをご用意しています。

再手術においては、咬筋リガメントより手前、耳下腺前縁までなら、顔面損傷のリスクを避けながら、SMASの下を比較的安全に剥離することができます。
Lateral Smasectomyは、再手術の際にSMASを引き上げる有効な手段となり得ます。

初めてのフェイスリフトとして、確実に効果の出る方法をご所望でしたら、基本的には後述のhigh SMASリフトをおすすめします。
そこまでのリフトアップ効果を希望しない方や、ダウンタイムやリスクをなるべく抑えたい方は、初回でもこちらのLateral Smasectomyをお選びいただけます。

こめかみから耳の前、耳たぶの裏までを切開し、そこから一定の範囲の皮下を剥離していきます。

次に耳の前でSMASを紡錘形に切除し、縫い縮めることで、SMASのたるみを改善させます。

SMASを引き上げたことで生じた皮膚の余りを切除し、傷を縫合します。
終了後はフェイスバンドによる圧迫固定を行います。

フェイスリフト:high SMASリフト

下顔面のたるみ(マリオネットライン、フェイスライン、ジョール)だけでなく、中顔面のたるみ(ほうれい線、ほほ前面)も改善させたい場合には、こちらのhigh SMASリフトをご検討ください。

SMASの下を剥離し、SMAS下でリガメントを切り離します。
これによってようやく、リガメントより前方、お顔の内側のたるみを、しっかりと引き上げられるようになります。

SMAS下のリガメント周辺では、顔面神経がすぐ近くを走行しています。
顔面神経は、顔の筋肉を動かすための神経です。この神経に傷がつくと、顔の動きに支障が出てしまいます。
顔面神経を傷つけず、いかにリガメントを確実に処理できるかがポイントです。

SMASリフトは、フェイスリフトの基本的な術式と言えるものです。
頬骨弓の下でSMASを切るもので、適切な知識と技術がある限り、神経を損傷するリスクが非常に少ない方法です。
ただSMASの切開位置が低いので、中顔面(矢印部分)は引き上がる範囲には含まれず、深いほうれい線などに対する効果は十分ではありません。

対してhigh SMASリフトは、頬骨弓より上でSMASを切開します。
この部分では、額に向かう顔面神経が、頬骨弓を乗り越えるように走行しています。
高い位置でのSMAS切開は、この神経に傷をつけるリスクを伴いますが、それでも正しい解剖の知識のもとに注意深く手術を進めれば、リスクを避けてSMAS下の剥離を行うことができます。

SMASの切開位置が高くなることで、効果範囲に中顔面も含まれるようになります。

こめかみから耳の前、耳たぶの裏までを切開し、そこから一定の範囲の皮下を剥離していきます。

次に耳の前でSMASを切開し、SMASの下の剥離を進めていきます。
SMASの剥離を進めるとリガメントが現れますので、これを離断すると、SMASを引っ張ることでたるみが改善されるようになります。

ほうれい線、口元、マリオネットライン、フェイスラインのたるみがそれぞれ適切に改善されるよう、最適な方向にSMASを牽引し、縫い縮めます。

SMASを引き上げたことで生じた皮膚の余りを切除し、傷を縫合します。
終了後はフェイスバンドによる圧迫固定を行います。

手術を行い組織に傷をつけると、癒着という反応が起こり、瘢痕という硬い組織がつくられ、ガチガチにくっついてしまいます。
リガメント周囲では顔面神経は瘢痕に巻き込まれ、再び神経の周囲を剥離することは難しくなります。

ですので、SMAS下でリガメントを離断する本法は、基本的に一生に一度しか受けられないものとなります。
適切なタイミングで受けられることをご検討ください。

ネックリフト

あご下から首にかけてのたるみ、皮膚の余り、シワ感が気になる場合は、ネックリフトが有効です。

あご下の皮膚が垂れ下がり、あご下と首の境界がわかりにくいような状態の方は、後述の広頚筋形成術(ペリカン手術/顎下筋肉縛り)をあわせて行うことが効果的です。
ネックリフトだけでも、あご下の垂れ下がりは軽減されますが、垂れ下がりが強い方ですと、広頚筋形成術なしでは効果が不十分なことがあります。

基本的にネックリフト単独で行うことはなく、通常はフェイスリフトとあわせて行います。
ネックリフトの切開だけであご下~首の皮膚を引き上げると、一緒に頬の皮膚も引き上がり、頬のたるみ分は耳の前に溜まって盛り上がってしまいます(矢印)。

耳の前の余分な皮膚を切除するためには、フェイスリフトの切開が必要です。

耳の前にたるみが生じない程度に、ネックリフトの引き上げを留めることもできますが、手術をするからには、ネックリフト分の効果を確実に出せるよう、フェイスリフトとあわせて行うべきです。

耳たぶから耳の後ろ、後頭部の生え際にかけて切開し、皮下を剥離します。

首の外側でSMAS(広頚筋)を切除し縫い縮めることで、首の皮膚を外側上方に向かって引き上げます。

MACSリフトとネックリフトを同時に行う場合には、SMAS下の切開・剥離は行わず、SMASを縫い縮めることで(プライケーション)、ダウンタイムを抑えつつ、頚部のたるみを軽減させます。

余った皮膚を切除して、縫合します。
終了後はフェイスバンドによる圧迫固定を行います。

広頚筋形成術

あごの下の皮膚が垂れたようになり、あごと首の境界がないような場合、広頚筋を処理することによって、あご下をスッキリ引き締まった状態に整える手術です。

海外ではPlatysmaplasty:広頚筋形成術 の名前が一般的ですが、日本ではペリカン手術 や 顎下筋肉縛り という俗称で知られています。

この手術では皮膚の切除を行いません。
あご下の皮膚の下垂に加えて、皮膚のたるみやシワも気になるのでしたら、あわせてネックリフト行うのが効果的です。

あごの下を3〜4cmほど切開し、あご下から首にかけての皮下を剥離します。

必要に応じて広頚筋の表面と裏面の余分な脂肪や、顎二腹筋、顎下腺を切除します。
離れた左右の広頚筋を、本来のあご下と首の境界付近まで縫合していきます。

あご下と首の境界の角度を出すために、その部分で広頚筋を横方向に切開し、広頚筋の縦方向の緊張を解除します。
この広頚筋の切開は、首に生じる縦スジを軽減するのにも役立ちます。

切開した皮膚を縫合します。
終了後はフェイスバンドによる圧迫固定を行います。

こんな方にオススメ

  • ほうれい線が気になる
  • マリオネットラインが気になる
  • 顔の皮膚が余っている
  • 首の皮膚がたるんでいる
  • 骨切り後で皮膚が余っている
  • 痩せたら皮膚が余った
  • 二重あごをなんとかしたい
  • 確実な引き上げ効果がほしい
  • 糸リフトでは不十分だった

施術メニューと料金

こめかみリフト ¥385,000
フェイスリフト(ミニリフト) ¥495,000
フェイスリフト(MACSリフト) ¥770,000
フェイスリフト(拡大MACSリフト) ¥935,000
フェイスリフト(Lateral SMASectomy) ¥990,000
フェイスリフト(High SMASリフト) ¥1,320,000
ネックリフト:フェイスリフトと同時 +¥330,000
広頚筋形成術
(顎下筋肉縛り/ペリカン手術)
¥495,000
広頚筋形成術:ネックリフトと同時 +¥330,000
【オプション】
頬 or あご下 脂肪吸引 +¥198,000
頬+あご下 脂肪吸引 +¥297,000
再手術(他院修正含む) 上記の料金 x 1.4

切開リフトの再手術について

人のからだは、手術で組織が傷ついたあとに修復される過程で、血管が増殖するとともに、瘢痕という硬い組織が作られます。

瘢痕が周囲の神経や重要血管を巻き込むことで、神経と血管が通常とは異なる位置を走行し、神経や重要血管に傷がつくリスクが高まります。
神経が傷つくと、顔の動きが弱くなったり、顔の皮膚や唇・歯茎の感覚が鈍くなるなどの症状が現れます。
重要血管を損傷すれば、大出血をきたします。

初回の手術に比べ、再手術は腫れが強く出やすく、長引きやすいものとなります。
再手術には、通常の手術とは異なる再手術なりのリスクがあるということを、十分ご理解下さい。

瘢痕は、時間とともに安定化し、柔らかくなってきます。
一度過剰に発達した血管も、徐々に再構築され、元の状態に減っていきます。
上記のリスクは、手術から時間が経てば経つほど、減少していきます。

切開リフトの再施術を検討される場合、安全性と手術のやりやすさを考慮し、前回の手術から少なくとも2年、できれば3年以上は開けていただきたいと考えています。


症例写真

施術の流れ

01

カウンセリング

お客様のお悩みとご希望をお伺いし、骨格やお顔のバランス、ご予算等をふまえ、最適なプランをご提案いたします。

お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。

02

ご契約

いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります

<未成年の方へ>

03

お会計

自由診療では施術前のお会計をお願いしております。

<お支払い方法>

04

メイクオフ

パウダールームにご案内いたします。施術部位のメイクを落としていただきます。

05

写真撮影

施術前の記録として、写真を撮影いたします。

06

処置室へ

処置室へ移動します。

07

麻酔

切開する部分と剥離する部分に麻酔薬を注射して、手術を進めていきます。

手術をなるべく楽に受けていただけるように、笑気麻酔や静脈麻酔をご利用いただけます。

フェイスリフトや、複数のメニューを組み合わせて受けられる場合は、長時間の手術となります。
静脈麻酔による手術を原則といたします。

<麻酔について>

08

施術

施術に要する時間は、おおむね以下のとおりです。

・こめかみリフト: 1.5〜2時間
・ミニリフト: 2~2.5時間
・MACSリフト: 2.5~3時間
・拡大MACSリフト: 3~3.5時間
・Lateral SMASectomy: 4~5時間
・high SMASリフト: 5~6時間
・ネックリフト: 1〜1.5時間
・顎下筋肉縛り(ペリカン手術): 1〜1.5時間

オプションの脂肪吸引は、頬、あご下それぞれ+30分程度です。

09

術後説明

施術後の過ごし方やフェイスバンドの装着方法、内服薬等について説明します。

10

写真撮影

施術後の記録として写真を撮影いたします。

11

通院

皮下に血液がたまらないよう、ドレーン(チューブ)を傷から皮下に挿入します。
ドレーンは翌日または翌々日には除去しますので、ご来院ください。

縫合した部分は抜糸が必要です。抜糸は1週間後を目安に行います。

その後も経過観察のため、数回ご来院いただきます。

12

アフターケア

術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

施術後の過ごし方

洗顔・スキンケア

当日はお休みください。
翌日から通常通り洗顔していただけます。テーピングを貼ったまま、通常通りの洗顔とスキンケアを行ってください。

メイク

当日はお休みください。
翌日からは通常通りメイクしていただけます。

テーピング

フェイスリフトの術後には、腫れを予防する目的で、頬にテーピングを行います。
テープはある程度防水性がありますので、貼ったまま洗顔していただけます。
翌々日の朝に、ご自身で剥がしてください。

入浴

手術当日から3日間は、体が温まらないよう短時間のシャワーでお済ませください。
それ以降は制限はありません。

運動

1週間はお控えください。

喫煙

喫煙は施術後の回復に悪影響を及ぼします。
術前後2週間の喫煙をおすすめします。

飲酒

飲酒により血行が良くなり内出血などのリスクが増しますので、翌々日までは過度の飲酒はお控えください。

食事

施術直後でも食事は可能ですが、麻酔と腫れの影響で、うまく食べられないかもしれません。
食べてダメなものなどはありませんが、最初のうちはゼリー飲料などが楽かもしれません。

術後買い物に行ったりしなくて済むよう、術前から数日分の食事をご準備しておくことをおすすめします。

施術部位のマッサージ

少なくとも3ヶ月は、安静を心がけてください。
それ以降も積極的にお顔のマッサージを行うようなことは、おすすめいたしません。

ダウンタイム・リスクなど

起こりやすい
痛み

麻酔が切れた後に、ある程度の痛みが生じます。麻酔は通常3~6時間で切れます。
痛みは1週間ほどで落ち着いてくることが多いです。
施術後にお渡しする痛み止めの飲み薬をお使いください。

腫れ

切開リフトは腫れが出やすい施術になります。
1ヶ月ほどである程度は落ち着きます。腫れが消失するまで3ヶ月ほどかかるものとご理解ください。

つっぱり感・違和感

粘膜を縫い寄せる影響や、皮下に軟骨が入る影響により、しばらく強めの違和感が生じます。
1~2ヶ月くらいで慣れてきます。

傷あと

切開して縫合した傷あとの赤みがしばらく続きます。
1ヶ月程度で赤みはおおむね落ち着きます。
傷あとの部分に色素沈着が生じることがあります。色素沈着は3ヶ月くらいで落ち着きはじめることが多いです。
縫合部にギャザー状の膨らみが生じることがあります。ある程度は数ヶ月の経過で吸収され緩和されていきますが、目立つ場合には修正手術が必要となります。

硬さ

皮下を剥離した範囲がしばらく硬くなります。数カ月の経過で徐々に柔らかくなってきます。

内出血

切開、剥離した範囲を中心に、広い範囲が紫色~黄色っぽくなります。
2~3週間ほどで消えていきます。

生え際の変化

毛の生え際は、毛のない部分から産毛のある部分を経て、太い毛の部分につながっていきます。
もみあげ や うなじ の生え際で皮膚を切除することで、生え際の産毛がなくなり、無毛部から有毛部にダイレクトに移行する様になることで、違和感が生じる場合があります。
生え際のなだらかなカーブが、一部ガタつくことがあります。
フェイスリフトにおいて、こめかみの毛髪内を切除する場合、もみあげの位置が少し上後方に移動します。

時々起こる
知覚低下・異常知覚

皮下を剥離することで、皮膚につながる知覚神経が分断されます。これに伴い皮膚の間隔は鈍くなるか、全く感じなくなる可能性があります。
傷ついた知覚神経が回復してくる過程で、ピリピリ感やかゆみなどの異常知覚が生じることがあります。
通常は数ヶ月で改善します。

ネックリフトにおいて皮下を剥離する際に、近くを走る神経に傷がつくと、耳たぶ周辺の感覚がなくなることがあります。
数カ月で改善が期待できますが、一部感覚がない部分が残り続ける可能性があります。

頭痛、吐き気

フェイスバンドの締め付けなどが原因で、頭痛や耳の痛み、吐き気などが生じることがあります。
症状が辛い時には一旦フェイスバンドを外し、落ち着きましたら速やかにフェイスバンドを再開してください。

顔面神経麻痺

麻酔の影響や手術中の牽引により、顔の筋肉を動かす顔面神経に微小な傷がつき、一時的に顔の一部の動きが弱くなることがあります。
通常は数日以内に改善しますが、長くて2〜3ヶ月かかることもあります。
極めてまれですが、神経の断裂により永続的な麻痺が生じる可能性があります。
手術中には神経刺激装置を使用することで、神経の位置を確認しながら、神経を傷つけないよう慎重に施術を進めていきます。

脱毛

側頭部やこめかみの切開した傷あとの部分で、脱毛が生じることがあります。
脱毛は一時的で、後から毛が生えてくる場合もありますが、毛のない傷あととして残る場合もあります。
脱毛が生じないような切開と縫合を心がけています。

皮膚の凹凸

SMASを縫い縮めて折り重なった部分で、膨らみやへこみが生じることがあります。
なるべく平らになるようなSMASの処理を心がけます。

まれに起こる
左右差

骨格や脂肪のボリュームにもともと左右差があると、リフトを行うことで、もともとの左右差が明らかになる場合があります

感染症

細菌が感染すると赤く腫れたり、熱感や強い痛みが生じることがあります。
感染症の予防として、手術中は抗生剤の点滴を使用し、術後は抗生剤の飲み薬をお渡しします。

血腫

剥離した皮膚やSMASの下に血液がたまり、痛みや腫れ、感染症の原因となることがあります
血腫の発生を予防するため、皮下にドレーン(チューブ)を留置します。ドレーンは通常翌日~翌々日に取り除きます。
血腫が発生した場合、傷を再度開いて血腫の除去、洗浄、止血を行う必要があります。

効果の不足

皮下やSMAS下の強い癒着など、何らかの影響により、想定していた程の効果が出ない場合があります。
切開リフトは、シワやたるみが100%消えることを保証するものではないことを、あらかじめご了承ください。

真皮縫合の糸の露出

皮下を縫合した吸収糸が露出することがあります。
抜糸することで落ち着きますが、糸の露出が生じた部分は、しばらく赤みや盛り上がりが目立つことがあります。

抗生剤アレルギー

施術中に使用する抗生剤の点滴に対して、アレルギー反応が生じる場合があります。
症状としては蕁麻疹や血圧低下、ショック症状などが生じる可能性があります。
発生した場合は、状況に応じ適切に対処いたします。

耳たぶの変形

皮膚を切除しすぎることなどにより、耳たぶが下に引っ張られる変形(pixie ear:妖精の耳)が生じることがあります。
発生した場合は修正手術が必要となります。

唾液腺損傷

耳下腺などの唾液腺を損傷すると、皮下に唾液が漏れ出て炎症を起こすことがあります(唾液瘻)。
唾液瘻が発生した場合、抗生剤の一種であるミノサイクリンの局所注入や、唾液腺へのボツリヌストキシンの注射などで対応します。

深部静脈血栓症

手術が長時間に及び、ずっと寝た状態でいることにより、脚の静脈に血栓ができることがあります。
脚に痛みや強いむくみが生じたり、血栓が流れていって肺の血管を詰まらせ、肺塞栓症を引き起こす可能性があります。
手術が長時間に及ぶ場合には、弾性ストッキングを使用し、血栓の発生を予防します。
血栓症が発生した場合、しかるべき病院での診察・治療が必要となります。

肥厚性瘢痕・ケロイド(軟骨移植のみ)

体質により、傷あとが盛り上がることがあります。
状況に応じて飲み薬や注射などの使用を検討します。

迷走神経反射

緊張や痛みなどの影響により、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。
状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。

極めてまれ
局所麻酔アレルギー

蕁麻疹、アナフィラキシーなどが生じる可能性があります。
状況に応じて直ちに適切に対処致します。

院長からのコメント

スレッドリフトとの併用もオススメ!

脂肪吸引と同時にスレッドリフトを行うことで、皮膚のたるみを解消しやすい場合があります。

脂肪吸引後に生じた皮下の空洞にスレッドを入れ、引き上げた状態でフェイスバンドにより圧迫・癒着させることで、より強力にたるみを改善させようとする方法です。

スレッドリフトを行うタイミングとしては、脂肪吸引の前にスレッドを入れてしまうと、脂肪吸引の妨げになりますし、脂肪吸引のあとでは線維化により組織が一時的に固くなるので、柔らかくなるまではスレッドが入れにくく、引き上げ効果もあまり期待できません。

よって、スレッドは脂肪吸引と同日に行うのがベストです。

加えて、スレッド特にテスリフトには脂肪を萎縮させ引き締める効果があり、あご下の脂肪吸引のあとにテスリフトを挿入することで、吸引後のたるみを解消し、強力に引き締めてくれる効果が期待できます。

脂肪のボリュームが多く、吸引後の皮膚のたるみが心配な方、もともと皮膚のたるみ感が気になっている方は、スレッドの併用をオススメします。

お悩みQ&A

誰でも受けられますか?
局所麻酔アレルギー、妊娠中の方・妊娠の可能性のある方、重度の皮膚疾患、ケロイド体質、ヘルペス感染症、出血性疾患、抗凝固剤内服中の方に対しては、施術を行うことができません。
既に切開リフトを受けたことがある方は、その手術内容により再手術を行えない場合があります。
吸収性のリフトアップ用スレッドを挿入後1年、少なくとも6ヶ月間は、フェイスリフトは行わないことにしています。
その他医師の判断により施術が行えない場合がございます。
効果は一生続きますか?
行う方法にもよりますが、持続は10年程度とお考えください。
再度たるみが気になってきた場合、フェイスリフトの再手術を行う以外にも、HIFUやスレッドリフト(糸リフト)でメンテナンスしていくという手段もございます。
20代です。フェイスリフトは受けられますか?

お悩みの程度次第です。
フェイスリフトでなければ改善が得られない場合、例えば骨切り後の皮膚のたるみなどは、フェイスリフトが必要です。
スレッドリフトで改善できるお悩み、またはフェイスリフトまでは必要でない程度のお悩みでしたら、スレッドリフトをおすすめします。

傷あとが心配です。

傷あとが全く消えてなくなる、ということはありません。傷あとは必ず残るものです。
ただ、フェイスリフトを行う際には、なるべく傷あとが目立ちにくいような位置で、切り方を工夫して切開しています。
数カ月は赤みが続き、比較的目立ちやすい状態が続きます。その点は必要なダウンタイムとしてご理解ください。

何日ぐらい仕事を休む必要がありますか?

MACSリフトなどの負担の少ない方法であれば1週間くらい、high SMASリフトだと可能なら2週間お休みいただけますと、より安心です。
手術したことが人にバレても問題ない、ということであれば、5日くらい休んでいただければ、お仕事は可能かと思います。
お仕事の内容にもよるところが大きいです。

会員制度のご紹介

フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。

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