下まぶたの脂肪取り(クマ取り)
下まぶたの脂肪取り(クマ取り)とは?
下まぶたのふくらみが生じるワケ
目は脂肪のクッションで包まれています。
目の周りの骨が年齢とともに萎縮してきたり、脂肪を包む膜が緩んでくると、重力に従って下まぶたの脂肪が前に飛び出てきます。
加齢に伴って頬骨(目の下の骨)がへこみ、靭帯がたるむことも、ふくらみが生じる原因の一つです。
このふくらみは、自然になくなることは基本的にありません。
時間が経つほど目立ってくる場合が多いです。

ふくらみはメイクでは隠せません

ふくらみの上下には影ができます。ふくらみの部分には自然にハイライトが入ってしまうので、影はより一層目立ちます。
この影によって、目もと年齢は一気に引き上がります。
このふくらみと影は、マッサージでも美容クリームでも無くすことはできません。メイクでのカバーも難しいので、とても厄介です。
ふくらみの影響をなくす根本的な方法は、余分な脂肪をとってしまうか、脂肪を移動させることです。
※切開を伴う施術に抵抗がある方は、ヒアルロン酸や注入による方法も有効な場合があります。
下まぶたの脂肪は3つに分かれています
下まぶたの眼窩脂肪は、おおむね3つの部屋に分かれています。
それぞれの部屋から確実に脂肪を除去/移動させることで、目の下の余計なふくらみと、ふくらみによる影を消すことができます。
脂肪を取り残せば確実にふくらみが残ります。
余分な脂肪は一度の施術で確実に処理する必要があります。

こんな方にオススメ
- 目の下のふくらみが目立つ
- 下まぶたのたるみが気になる
- 目もと年齢が気になる
- 下まぶたの影がメイクで隠せない
- 皮膚に傷あとが残るのはイヤ
- 効果がなくなる施術はイヤ
- 何度も通院するのは面倒
- ゴルゴラインを消したい
- 目の下の色が気になる
施術のメニューと料金
経結膜脱脂
(皮膚を切らないクマ治療)
¥220,000(片側¥132,000)

下まぶたの粘膜を切開して、余分な脂肪を取り除きます。
皮膚は切りませんので、見える部分に傷あとができません。
下まぶたのふくらみの治療として、最もシンプルな方法です。
ハムラ法(眼窩脂肪移動術)に比べて、組織を切る範囲が狭いので、ダウンタイムが少ないことが特徴です。
ただ、もともとの骨格などの影響によっては、術後にへこみ感が生じる可能性があること、若干再発の可能性があることがデメリットです。
裏ハムラ
(経結膜的眼窩脂肪移動術)
¥396,000(片側¥237,600)

ハムラ法(眼窩脂肪移動術)は、脂肪を切除せず、下方に移動させる手術です。
山を切り崩して谷を埋めるように、余分な脂肪を移動させることで、下まぶたの平面をきれいに整えます。
ハムラ法の最大の利点は、ゴルゴライン(ゴルゴ線・ティアトラフ)を軽減・解消できることにあります。
ゴルゴラインは、骨と皮膚とをつなぐ靭帯(図の▶)によってつくられています。
この靭帯が短い人は、その部分だけ皮膚が骨側に強く引っ張られることで、ゴルゴラインが目立ちます。
ハムラ法では、この靭帯を切り離し、その間に脂肪を敷き込みます。
切り離した靭帯が再びくっついてしまうことを防ぐとともに、脂肪のボリュームにより、ゴルゴライン部分の凹みを軽減させられます。

ハムラ法のその他の特徴・利点としては、ふくらみの再発と、下まぶたが凹むリスクが非常に少ないことが挙げられます。
裏ハムラとは?
ここまでが『ハムラ法』についての説明ですが、裏ハムラとは、裏(結膜側)からハムラ法を行う手術の俗称です。
図のように結膜を大きく切開して、上記のハムラ法(靭帯の離断、眼窩脂肪の移動と固定)を行っていきます。
皮膚は切らず、結膜(下まぶたの粘膜部分)しか切りませんので、経結膜脱脂と同様、見える部分に傷あとができません。

※ 注意 ※
ゴルゴラインが目立つ方が経結膜脱脂を受けた場合、あとから「やっぱりゴルゴラインをなんとかしたい」となっても、ハムラ法での再施術は承れません。
靭帯を切り離したあとに、敷き入れるべき脂肪が無くなっているからです。
ゴルゴラインが目立ちやすい方、カウンセリングの際にハムラ法をおすすめされた方は、この点を十分ご検討ください。
表ハムラ
(経皮的眼窩脂肪移動術)
¥451,000(片側¥270,600)

表ハムラ(経皮的眼窩脂肪移動術)は、目の下にふくらみがあり、かつ下まぶたのたるみ・シワ感が強めの方におすすめの方法です。
眼窩脂肪を処理することで下まぶたが平らになると、伸ばされていた皮膚がたるむことになります。
たるんだ皮膚を切除し、そこの傷からハムラ法(靭帯の離断、脂肪の移動と固定)を行います。
切ったところは縫い閉じます。1週間後くらいに抜糸にご来院ください。

※料金はいずれも税込みです。
※基本的な麻酔(点眼麻酔、局所麻酔、眼窩下神経ブロック)は、料金に含まれます。
他院で受けた脱脂の再施術について
クマ取り(経結膜脱脂)は、多くの美容クリニックで行われる、比較的メジャーな施術です。
ですが、技術の乏しい医師が行うと、脂肪の取り残しが生じ、膨らみが残って全く満足できない結果となってしまいます。
再施術の相談をしても、追加切除ではなくヒアルロン酸や脂肪注入などを提案され、さらなる出費を迫られることもあるようです。
そもそも膨らみが残った状態でヒアルロン酸や脂肪注入を行っても、キレイになる保証はありません。
ヒアルロン酸や脂肪注入で膨らみが消せるのであれば、最初からクマ取りを行う必要はないのですから。
当院では、他院で受けられたクマ取り後の追加切除を承ります。
不必要な出費を繰り返す前に、まずは当院でのカウンセリングをご検討ください。
経結膜脱脂(他院修正) | ¥286,000(¥171,600 ) |
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クマ取りに限らず、手術の後には傷をつけた組織の周りで 炎症/癒着/瘢痕化 という反応が起きて、組織が固くなったり、組織と組織の間が剥がれにくくなったり、出血しやすくなったりします。
クマ取りに関しても、再施術では一度切った結膜は固くなり、脂肪周囲には癒着が見られます。
下まぶたの眼窩隔膜内という非常に小さなスペースで、出血させないよう丁寧に癒着を解除し、余剰脂肪を探していくという作業は、極めて高度な技術を伴います。
通常の経結膜脱脂に比べ、再施術は倍以上の時間を要することもあります。
再施術は、費用だけでなく身体にも余計な負担となります。
まずは安易に脱脂を受けることなく、膨らみを確実に除去できる技術を持った医師・クリニックであるか、十分に検討を重ねてください。
※ 再施術までの期間は、初回手術から最低6ヶ月以上、通常は1年程度あけていただいております。
※ 再施術を行ったとしても、脂肪による膨らみが残存する可能性があります。
症例写真
Case1
治療の流れ
01
カウンセリング
お客様のお悩みとご希望をお伺いし、お肌の状態や骨格、ご予算等をふまえ、最適なプランをご提案いたします。
お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。
※当日の施術をご希望の場合、ご予約状況により当日のご契約・施術が可能な場合もございます。
02
ご契約
いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります
03
お会計
自由診療では施術前のお会計をお願いしております。
04
写真撮影
施術前の記録として、写真を撮影させていただきます。
05
メイクオフ
パウダールームにてアイメイクを落としていただきます。
06
処置室へ
処置室へ移動します。
07
デザイン
ふくらみの状態の最終確認をいたします。
08
麻酔
点眼麻酔と局所麻酔を行います。
なるべくご負担を減らせるよう、笑気麻酔や静脈麻酔もご利用いただけます。
09
施術
所要時間は以下の通りです。
・経結膜脱脂術: 50分~60分
・裏ハムラ: 150〜180分
・表ハムラ: 180分
裏ハムラ、表ハムラは時間を要しますので、基本的には静脈麻酔で施術を受けられることをおすすめします。
10
仕上がりの確認
鏡を見て仕上がりをご確認いただきます。
11
術後説明
施術後の過ごし方やお手入れの方法、お薬の使用方法などについて説明します。
12
写真撮影
施術後の記録として写真を撮影させていただく場合がございます。
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通院
表ハムラでは術後1週間前後で抜糸にご来院ください。
裏ハムラは、術後1〜2週間のタイミングでご来院ください。
経過に問題がなければ、脱脂の場合も含め、手術から2ヶ月のタイミングで、ご来院いただいております。
心配なこと、気になることがありましたら、まずはLINEやメール、お電話でご連絡いただき、ご予約の上ご来院ください。
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アフターケア
術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
施術後の過ごし方
コンタクトレンズ
1週間ご利用をお控えください。
それ以降はお使いいただけますが、違和感がある場合は更に3日ほどご利用をお控えください。
その後も違和感が続く際はお早めにご連絡ください。
粘膜を切らない表ハムラでは、コンタクトレンズの使用制限はありませんが、眼球結膜(白目の部分)のむくみにより、コンタクトの装用に支障をきたす場合があります。
洗顔
直後から可能です。
目の周りは1週間ほど内出血のリスクがありますので、洗顔の際は優しく触れてください
メイク
直後から可能です。
アイメイクは落とす時にどうしても力が加わってしまいますので、当日はお控えください。
入浴
からだが温まりすぎないよう、手術の当日から翌々日までは短時間のシャワー浴でお済ませください。
それ以降は制限はございません。
アルコール
アルコールにより血行が良くなり、腫れや内出血のリスクが高まります。
翌々日までは過度の飲酒はお控えください。
それ以降は制限はございません。
運動
血流が良くなると腫れやすくなります。運動は1週間ほどお控えください。
喫煙
喫煙は切開した皮膚・粘膜だけでなく、内部の治癒にも悪影響を与えます。
最低2週間、できれば1か月間は禁煙をオススメします。
お顔のマッサージ
目もとのマッサージは少なくとも3週間はお控えください。
下まぶたの脂肪取り ダウンタイム・リスクなど
起こりやすい
痛み
麻酔の効果は早くて2~3時間、通常は術後5〜6時間で切れてきます。
術後に痛み止めの飲み薬をお渡ししますので、お使いください。
痛みは2~5日ほどで落ち着くことが多いです。
腫れ・むくみ
麻酔薬と施術の影響で、むくみ感が出ます。
内出血が出なければ、経結膜脱脂で3日くらい、ハムラ法で1〜2週間でおおむね落ち着くことが多いです。
目のゴロゴロ感
粘膜を切開する施術(経結膜脱脂、裏ハムラ)を受けられた場合に起こります。
3日から、長くて7日ほどで落ち着きます。
傷あと
皮膚を切開する表ハムラを受けられる場合は、下まつげのキワに傷あとができます。
3~4週間赤みが続き、徐々に落ち着きます。体質等により傷あとが茶色っぽくなることがあります(色素沈着)。
色素沈着は3カ月ほどで落ち着き始めることが多いです。
脂肪が固くなる
ハムラ法で移動させた眼窩脂肪は、一時的に固くなります。
3ヶ月ほどで自然に緩んできますが、脂肪が硬い間は、少し凸凹感が気になる場合があります。
時々起こる
内出血
皮膚の下で出血が起こると、下まぶた周辺が赤紫色になります。3週間ほどで徐々に消えていきます。
小じわの増強
脂肪の膨らみによって、下まぶたの皮膚は伸ばされています。
年齢などの影響で下まぶたの皮膚の弾力がなくなっていると、施術後に膨らみがなくことで、下まぶたの小じわ感、ちりめんジワ、たるみが目立つようになる場合があります。
施術後にしわ感が気になる場合は、皮膚を厚くしてハリを持たせる 肌質改善ヒアルロン酸(ボライトXC) や PRP皮膚再生療法 がおすすめです。
くまの治療前からたるみが強い方は、下まぶたのたるみ手術(下眼瞼除皺術)も有効です。
まれに起こる
左右差
施術の際には左右差が生じないよう丁寧に施術を行います。骨格などの影響により、完全な左右対称が得られない場合があります。
腫れが落ち着いた後も左右差が気になる場合はご相談ください。
凹凸の残存
脂肪を取る場合は過不足なく、左右差の無いように仕上げることを目指しますが、内部の状況等により十分な量を取り切れずに膨らみ感が残ったり、へこみ感が生じる可能性があります。
脂肪の残存が明らかな場合には、追加切除を検討いたします。
気になる際はヒアルロン酸や脂肪注入での対応が可能です。
感染症
細菌が感染すると、赤く腫れたり、痛みや熱感が出ることがあります。
感染症の予防のため、施術の後に抗生剤の飲み薬をお渡しします。
再発
脂肪を切除する場合、将来的に再度眼窩脂肪が下がってきて、再度膨らみが生じる可能性があります。
目のかすみ
経結膜脱脂の終了時に、目がかすんだり、ぼやけて見えることがあります。
20分ほどで改善します。
少し休んで、見え方が通常通りに戻ってからお帰り頂きます。
複視
ハムラ法で起こることがあります。
麻酔により目を動かす筋肉が麻痺することで生じます。
通常翌日までには改善しますが、ごくまれに1〜2週間続くことがあります。
三白眼
ハムラ法のあとで下まぶたが下がり、黒目の下に白目が見えるようになることがあります
通常数週で落ち着きますが、ごくまれに症状が残り続けることがあります。
迷走神経反射
施術に対する緊張と麻酔の痛みの影響などにより、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。
極めてまれ
肥厚性瘢痕・ケロイド
皮膚を切開する表ハムラの施術を受けられた場合に起こる可能性があります。
体質により傷あとが盛り上がる可能性があります。
傷あとが目立ってきた場合には、内服薬などにより対応いたしますので、ご連絡ください。
血腫
強い内出血が起こるとまぶたの皮下に血液がたまり、強い腫れや痛みが出ることがあります。
万が一生じた際は、血腫を除く処置を行う場合があります。
麻酔薬アレルギー
蕁麻疹、アナフィラキシーなどが生じます。状況に応じて直ちに適切に対処致します。
院長からのコメント
※非表示※ 早めの対応がオススメです
下まぶたの脂肪取り(クマ取り) Q&A
- 施術はだれでも受けられますか
-
妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方、麻酔薬アレルギーのある方は、この施術を受けることができません。
抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を内服中の方、糖尿病の方、白内障手術後の方は、病状により施術を受けられない場合があります。
上記以外にも、医師による診察にて施術不適と判断される場合があります。
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