PRP（多血小板血漿）注入による皮膚再生療法

血小板が刺激を受けると、内部に貯蔵されている成長因子が放出されます。
血小板が蓄えている成長因子にはいくつか種類があり、それぞれ役割が異なります。

お肌をより良好な状態に保つのに最も重要な役割を担っているのが、線維芽細胞です。
線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を分泌し、真皮をみずみずしい密な状態に保ちます。

ですが、紫外線の影響や加齢変化により線維芽細胞の数が減ると、真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は急速に減少していきます。

その結果、皮膚の弾性は低下して伸び、小ジワや皮膚のたるみとして現れます。

PRP皮膚再生療法は、『メソセラピー』に属する治療です。
皮内（真皮内）に有効成分を細かく注射していきます。

せっかくメソセラピーを行う機会ですので、薬剤を追加して、更なる美肌効果をプラスしてみませんか？
PRP皮膚再生療法を行う際には、下の2種類から追加薬剤をお選びいただけます。

＜ヒアルロン酸＞
ヒアルロン酸は保水力が極めて高く、ヒアルロン酸1mlあたり数100～数1000mlの水分を抱え込むことができると言われています。
肌の保水力を増加させ、乾燥と小じわを改善し、ハリを持たせます。

＜グルタチオン＞
グルタチオンは、美白効果を目的として、内服や点滴などとしても用いられる薬剤です。
メラニンの生成を抑え、お肌のターンオーバーを促すことで、くすみの改善やトーンアップ、肝斑の改善効果などが期待できます。

＜PDRN＞
PDRN：ポリデオキシリボヌクレオチド は、成長因子の生成を刺激して、真皮のコラーゲンやエラスチンを増加させ、シワや毛穴の改善効果をもたらします。

PCL：ポリカプロラクトンは、真皮の線維芽細胞を刺激するとともに、血管の新生を促し、皮膚の弾力・張力を改善させます。
小じわや皮膚のゆるみ、ハリ・ツヤの改善効果が期待できます。

Snow Flower Bloomに含まれるPDRNも、コラーゲンなどを増やす効果が期待できますが、より小じわ、ちりめんジワの改善効果を出したい場合には、こちらのPCL製剤がおすすめです。

下まぶたはもともと皮膚が薄く、加齢の影響が出やすい部位です。
皮膚のコラーゲン、エラスチン等が減少することで、皮膚は弾力を失って伸び、小ジワやちりめんジワ、皮膚のたるみが生じます。
PRPを注射することで線維芽細胞が増殖し、増えた線維芽細胞からコラーゲン等が生成されることで、肌質の改善効果が期待できます。

写真は下まぶたの小ジワ、ちりめんジワに対して、PRPの注射を1回行った症例です。
（同時に経結膜脱脂を行っています）
深めのシワの緩和と、皮膚の引き締まり、キメの改善を認めます。

回数を重ねることで、状態の更なる改善も期待できます。

ご帰宅後濡れタオルなどで軽く冷やしていただくと、腫れ感・むくみ感の軽減につながります。

当日から可能です。
トレチノインなど刺激性のあるもののご使用は、1週間はお控えください。

当日は針を刺した部分は避けてください。
翌日以降は制限はございません。

当日から可能です。

当日は軽くシャワー程度でお済ませください。
翌日以降は制限はございません。

当日はお控えください

喫煙は末梢の血流を悪化させ、細胞の活性をさげる可能性があります。少なくとも4週間程度は禁煙していただくことをおすすめします。

アルコールの摂取により血行が良くなり、内出血などのリスクが上がります。
当日はお控えください。

当日はお控えください。

2週間程度はお控えください。