ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射とは?
ヒアルロン酸ってなに?
ヒアルロン酸は、皮膚や関節、眼球など、もともとからだの至る所に存在する物質です。
純粋なヒアルロン酸は、からだの中にある酵素によって、速やかに分解・吸収されます。
ヒアルロン酸を加工して分解されにくくし、目的に応じて硬さを調整したものが、ヒアルロン酸製剤です。
美容医療では、このヒアルロン製剤を使用します。
ヒアルロン酸製剤は、アレルギーや異物反応を起こすことが極めて少ない注入剤です。
ヒアルロン酸注射の主な役割
ヒアルロン酸注射の主な役割は次の2つです。
1)溝や凹みを埋める
くぼみの直下にヒアルロン酸を注射することで、くぼみを下から持ち上げます。
おでこや目尻に刻まれてしまったシワや、深いほうれい線、目の上・目の下のくぼみ、こめかみのくぼみ、頬のコケ感などを改善します。
2)かたちを作る
顎や鼻筋を整えたり、おでこや頬に丸みを出したり、涙袋や唇のボリュームを出したりと、お顔全体に使用できます。
ここがオススメ!ヒアルロン酸注射のメリット
直後から効果を実感
施術時間は5分から30分ほどです。
「これまで悩んでいた時間は何だったのか」というくらい、あっという間に終わります。
少ないダウンタイム
ヒアルロン酸注射のダウンタイムとして、内出血とむくみ感が出ることがありますが、切開を伴うような施術に比べれば、そのリスクは非常に少ないです。
ダウンタイムをできるだけゼロに近づけるため、注射にはマイクロカニューレを用います※。
マイクロカニューレは先のとがっていない針で、痛みを減らし、内出血のリスクも抑えられます。
マイクロカニューレは料金に含まれておりますので、ご安心ください。
※目の上のくぼみなど、マイクロカニューレを使用しない部位もございます
オーダーメイドのデザイン
ヒアルロン酸は注射量と注射部位を自由に変えることができます※。
施術の際は鏡でご確認いただきながら、ご自分の理想の状態まで微調整することが可能です。
※ヒアルロン酸を注入できない部位もございます
施術の流れ
当院のヒアルロン酸注入では、すべての部位でマイクロカニューレを使用します。
マイクロカニューレは先端の丸い針で、毛細血管や神経を傷つけるリスクが少なく、1か所の針穴から広い範囲にヒアルロン酸を注入することができます。
まずマイクロカニューレを挿入するための針穴を開ける部分に、麻酔の注射をします。
麻酔することで、針穴にマイクロカニューレを入れるたびに痛い思いをすることがなくなりますし、麻酔により毛細血管が収縮し、針穴部分で内出血が生じるリスクも減らせます。
あらかじめお伺いしたご希望に沿うように、ヒアルロン酸を入れていきます。
ある程度ヒアルロン酸を入れたところで、鏡でご確認いただき、気になる部分があれば微調整を繰り返します。
こんな方にオススメ
- シワのせいで年齢より老けて見える
- 鼻筋を通したい
- 横顔のあごのラインをキレイに見せたい
- おでこを丸くかわいくしたい
- 涙袋が欲しい
- 目の下のクマが気になる
- 頬がこけて疲れて見える
- 夕方になると目の上がくぼむ
- 周りにバレないようにキレイになりたい
施術メニューと料金
当院で取り扱うヒアルロン酸は、次の7種類です。
複数割
同じ部位に2本以上(2ml以上)のヒアルロン酸をご契約頂く場合には、料金を割り引きいたします。
※複数部位へのヒアルロン酸施術を同時に受けられることへの割り引きではございません。ご注意ください。
ジュビダームビスタ シリーズ | |
---|---|
2本 | ¥118,800(-10%) |
3本 | ¥168,300(-15%) |
ニューラミス シリーズ | |
2本 | ¥83,160(-10%) |
3本 | ¥117,810(-15%) |
※別途基本料金がかかります
※4本以上は3本の割引率が適用されます
ヒアルロン酸製剤の選び方
部位ごとに使用するヒアルロン酸の硬さはおおむね決まっていますので、ジュビダームシリーズか、ニューラミスシリーズのいずれかを選んでいただくことになります。
<ジュビダームビスタ®>
厚生労働省による厳しい審査をクリアして、国内で製造販売承認を取得した、品質・有効性・安全性の高いヒアルロン酸製剤です。
その中でもボルベラXC、ボリフトXC、ボリューマXC、ボラックスXCを含むバイクロスシリーズは、独自の技術により持続性と弾性、凝集性を向上させました。
ヒアルロン酸製剤は注入後に周りの水分を集め、施術後にボリュームが増えてしまうデメリットがあります。バイクロスシリーズは、この吸水性が非常に少なく、理想の状態に仕上げやすいことも大きな特徴の1つです。
<ニューラミス®>
ニューラミス®シリーズは韓国のメディトックス社が製造する、資生堂製の高品質ヒアルロン酸を原料とした製剤です。
MFDS(韓国食品医薬品安全処)やEDQM(欧州医薬品品質部門)などの認証を受け、世界各国で販売されています。
ジュビダームビスタ®シリーズに比べ、持続期間が短めです。
吸水性があり、施術から数日後に多少ボリュームが増す傾向がありますので、特に涙袋など皮膚の薄い場所への注入の際は、注入量をやや控えめに仕上げるのがおすすめです。
必要量の目安 ※数字は両側の施術で使用する量の目安です
額(しわ) | 1~2 ml |
---|---|
額(まるみ) | 2~6 ml |
こめかみ | 1~4 ml |
上まぶたのくぼみ | 1~2 ml |
涙袋 | 1 ml |
目の下 | 1~2 ml |
鼻 | 1 ml |
頬 | 2~6ml |
ほうれい線 | 1~2 ml |
唇 | 1~2 ml |
あご | 1~2 ml |
深く刻まれたシワに:サブシジョン
おでこや眉間などに深く刻まれたシワは、シワの底の部分で、真皮と筋肉を垂直につなぐ密な線維組織が存在しています。
深いシワをヒアルロン酸のみで伸ばそうとしても、固く短い線維組織はあまり伸びないので、シワの改善効果が不十分に終わることがあります。
そんなときにはサブシジョンが有効です。
サブシジョンは、針で皮下の異常な線維組織を切り離す施術です。
ニキビ跡のへこみに対して、よく用いられます。
サブシジョンによりこの線維組織を断ち切ったあと、ヒアルロン酸を注入して持ち上げることで、ようやく深いシワはフラットな平面に近づくことができます。
深いシワにお悩みの方、ヒアルロン酸の施術では十分な効果が得られなかった方は、サブシジョンをぜひご検討ください。
サブシジョン 料金 | |
---|---|
基本料金 | ¥66,000 |
1cm2あたり | ¥4,400 |
基本料金には局所麻酔、ヒアルロン酸1ml分、マイクロカニューレ、術後の内服薬の料金が含まれます。 広範囲の場合、追加のヒアルロン酸(1mlあたり¥33,000)が必要になります。 |
症例写真
Case1
治療の流れ
01
カウンセリング
お客様のお悩みとご希望をお伺いし、お肌の状態やご予算等をふまえ、最適なプランをご提案いたします。
お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。
※当日の施術をご希望の場合、ご予約状況により当日のご契約・施術が可能な場合もございます。
02
ご契約
いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります
03
お会計
自由診療では施術前のお会計をお願いしております。
04
写真撮影
施術前の状態の記録として、写真を撮影致します。
05
メイクオフ
ヒアルロン酸施術の際は、遅発性結節のリスクを防ぐため、お顔全体のメイクを完全に落としていただくようになります。
06
処置室へ
処置室へ移動します。
07
デザイン
注射するポイントと注入量を慎重に見極めます。
08
麻酔
なるべく痛みを減らしたい場合には、笑気麻酔や表面麻酔をご利用いただけます。
<麻酔について>
始めは多少チクチクしますが、ヒアルロン酸に含まれる局所麻酔の作用により、徐々にお痛みはなくなっていきます。
マイクロカニューレ(先のとがっていない長い針)の使用により、痛みと内出血のリスクを減らしています。
※マイクロカニューレはヒアルロン酸注入の料金に含まれています。
09
施術
所要時間は5分~30分ほどです。
ある程度整えたところで鏡でご確認いただき、必要があれば微調整を繰り返します。
10
仕上がりの確認
鏡を見て仕上がりをご確認いただきます。
11
術後説明
施術後の過ごし方やお手入れの方法などについて説明します。
12
写真撮影
施術後の記録として写真を撮影いたします。
13
通院
施術後の通院は必ずしも必要ありません。
心配なこと、気になることがありましたら、ご予約の上ご来院ください。
モニターにご協力いただいたお客様は、ご契約時にお伝えしたタイミングでご来院ください。
14
アフターケア
術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
施術後の過ごし方
洗顔・スキンケア
直後から可能です。
メイク
当日はお休み下さい。翌日から通常通りメイクしていただけます。
入浴
当日はからだが温まりすぎないよう、軽くシャワー程度でお済ませください。
翌日以降は制限はありません。
アルコール
アルコールにより血行が良くなり、腫れや内出血のリスクが高まります。
当日は過度の飲酒はお控えください。
それ以降は制限はございません。
運動
当日はお控えください。
お顔のマッサージ
ヒアルロン酸定着前のマッサージにより、形が崩れる場合がございますので、注入部位のマッサージは推奨されません。
少なくとも施術から1か月は、注入部位の強いマッサージを避けてください。
ヒアルロン酸注射 ダウンタイム・リスクなど
起こりやすい
痛み
針を刺す際と、ヒアルロン酸を注入する際に痛みを伴います。
ヒアルロン酸には局所麻酔薬が含まれています。施術中のお痛みは徐々になくなっていきます。
通常翌日以降まで痛みが続くことはありませんが、重さや違和感が数日続くことがあります。
針穴
針穴に若干の腫れと赤みが出ることがあります。通常数日で消失します。
麻酔の作用
ヒアルロン酸には麻酔薬が含まれています。
施術後に注入部周辺がしびれた感じになることがあります。
長くても2〜3時間で麻酔の作用はなくなりますので、ご安心ください。
時々起こる
腫れ・むくみ
ヒアルロン酸が周りの水分を吸収することにより、数日後をピークとしてボリュームが一定量増えます。
ジュビダームビスタ®は、この吸水量が非常に少ないことが特徴です。
まれに起こる
内出血
針を刺す際に皮下の毛細血管に傷がつくと、その部位に内出血が生じ紫色になることがあります。
3週間程度で消えていきます。
左右差
施術の時点で極力左右差が無いように仕上げますが、もともとの皮膚のたるみや骨格の左右差などの影響により、完全な左右対称には至らないことがあります。
希望と異なる形態
お客様の希望されるかたちをしっかりと共有し、慎重に注入を進めることで、発生を予防します。
ご希望どおりに仕上げたものの、「想像していたものと違った」「違和感が強い」という場合には、ヒアルロニダーゼで溶かすことが可能です。
長期残存
基本的には注入したヒアルロン酸は一定の期間で分解されて消失するのですが、体質その他の影響により、ずっと残り続ける場合があります。
ヒアルロニダーゼにより分解できます。
ずっと前に他院で受けたところがぷよぷよして気になっている、という場合は、ぜひご相談ください。
感染症
赤く腫れたり、痛みや熱感が出た場合は、感染症が疑われます。
ヒアルロニダーゼを注射し、一旦ヒアルロン酸を分解・吸収させる必要が生じる場合がございます。
神経損傷
ヒアルロン酸を注入する針によって、神経に傷が付く可能性があります。
使用する針は先が尖っていませんので、神経を傷つける可能性は少ないですが、可能性はゼロではありません。
神経に傷がつくと、しびれ感や知覚の低下、触れたときに電気が走るような痛みなどの症状が、しばらく続くことがあります。
状況により、内服薬の使用を検討します。
改善には数ヶ月要することがあります。
迷走神経反射
緊張や痛みなどの影響などにより、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。
極めてまれ
血行障害
極めてまれですが、ヒアルロン酸が動脈内に入ることで血管を詰まらせ、皮膚や目の血行障害を来たす可能性があります。
皮膚が白く変色したり、通常とは異なる痛みを感じた場合など、血行障害を疑う症状がみられた場合は、直ちにヒアルロニダーゼをヒアルロン酸注入部に注射します。
万が一血行障害が生じた場合、状況によっては皮膚壊死による傷あとや、視機能の低下の症状が残り続ける可能性があります。
アレルギー
赤みや湿疹、かゆみが見られた場合は、ヒアルロン酸または製剤内に含まれる成分に対するアレルギーが疑われます。
内服薬や点滴等により対処いたします。
一旦アレルギーが見られた場合は、以後ヒアルロン酸の注射を行うことはできません。
遅発性結節
ヒアルロン酸の注入後、数ヶ月あるいは1年以上何も問題がなく経過していたのに、急に腫れてきた、固くなった、痛みが出てきたなどの症状が見られた場合は、遅発性結節が疑われます。
原因ははっきりしていませんが、ヒアルロン酸の分解産物に対するアレルギー反応や、細菌感染やウイルス感染、ワクチン接種の関与が言われています。
炎症の原因であるヒアルロン酸が存在している限り、炎症は続きますので、治療としてはまずヒアルロニダーゼによりヒアルロン酸を溶かしていきます。あわせて、周辺の組織の炎症を抑えるために、抗生剤や抗アレルギー薬、ステロイド等の内服薬を使用します。
一旦この症状が見られた場合は、以後ヒアルロン酸の注射を行うことはできません。炎症が完全に落ち着いたあとで、脂肪注入等の施術をご検討ください。
院長からのコメント
プチ整形の代表格!
ヒアルロン酸はシワやくぼみを治すアンチエイジングにも、おでこや涙袋、唇などをかわいく仕上げることにも使える、たいへん有能な素材です。
ヒアルロン酸はいずれ分解されて無くなってしまいますが、注入した部分にずっと残り続ける素材というのも、あまり気持ちのいいものではありません。
注射後に何か問題が生じた場合でも、ヒアルロニダーゼを注射すれば溶かして無くすことができるのは、ヒアルロン酸の大きなメリットのひとつでもあります。
ヒアルロン酸注射 Q&A
- 施術はだれでも受けられますか?
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方、局所麻酔アレルギーのある方、以前にヒアルロン酸注射でアレルギーが生じた方、局所の感染症に罹患している方は、この施術を受けることができません。
抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を内服中の方、糖尿病の方は、病状により施術を受けられない場合があります。
上記以外にも、医師による診察にて施術不適と判断される場合があります。授乳中の方は、ヒアルロン酸製剤に含まれる麻酔薬が母乳に移行するため、施術後48時間の断乳が必要となります。
- どれくらいの間隔でヒアルロン酸注射を受けたらいいですか?
- ヒアルロン酸の量が減ってきたころに再施術をご検討ください。
施術から数日の時点で注入量が少ないと感じられる場合は、施術による腫れ・むくみ感などが消失してから、できれば2週間ほど開けてからの再施術がおすすめです。
- 余ったヒアルロン酸を他の部位に注入してもらえませんか?
- 部位ごと、1ml単位での料金設定となっております。
あらかじめご了承ください。
- 残ったヒアルロン酸を取っておいて、後日追加できますか?
- 感染のリスクを伴う危険な行為です。
当院では絶対に行いません。
会員制度のご紹介
フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。
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