目尻切開

目尻切開とは?

目尻切開の目的

目尻切開は、目の横幅を大きくしたい場合、白目の面積を広げたい場合に有効な施術です。

目尻切開には様々な方法があります。
W法やV-Y法はメジャーな目尻切開の方法ではありますが、後戻りや目尻の形の違和感が生じることがあり、当院では基本的に用いていません。

当院ではChae法に準じた方法で目尻切開を行います。
上まぶたの流れに沿って下まぶたの目尻部分を外側下方に下げることで、目尻を広げます(図の水色部分)。

瞼板を外眼角靭帯からいったん切り離し、外側下方に移動させて、瞼板を骨膜に縫合固定します。
しっかりとした変化を出しやすく、後戻りも起きにくい方法です。

タレ目形成との併用

目の大きさをできる限り大きくしたい、という場合には、タレ目形成との併用も効果的です。

タレ目形成は、下まぶたの外側部分でCPF: Capsulopalpebral Fascia と呼ばれる組織を短縮することで瞼板を引き下げ、タレ目効果を出す施術です。

<タレ目形成について>

目尻切開単独では、得られる効果はどうしても限定的です(図の水色部分)。

できる限り目を大きくしたいご希望があれば、目尻切開により目尻(上まぶたと下まぶたの交点部分)を外側下方に移動させたうえで、タレ目形成を行うことにより、タレ目形成を単独で行うより更に効果を高めることができます。
※画像の黄色部分がタレ目形成で得られる効果です(イメージ)

こんな方にオススメ

  • 白目を大きく見せたい
  • 目をパッチリさせたい
  • 吊り目を緩和したい
  • やわらかい印象の目にしたい
  • 目の横幅を広げたい
  • 他院の手術は効果がなかった

当院の治療

※税込価格です(カッコ内は片側料金)

目尻切開¥231,000(¥138,600)

症例写真

Case1

術後2か月の状態。ふたえ埋没法を併せて行っています。

治療の流れ

01

カウンセリング

診察ののち、手術の効果とダウンタイム等について説明します。 目の状態、ご希望の形、ご予算等に応じて、最適なプランをご提案いたします。

お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。

当日の施術をご希望であれば、このまま施術にお進みいただきます。

02

ご契約

いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります

<未成年の方へ>

03

お会計

自由診療では施術前にお会計いただきます。

<お支払い方法>

04

写真撮影

施術前の記録として、写真を撮影させていただきます。

05

メイクオフ

パウダールームにてアイメイクを落としていただきます。

06

処置室へ

処置室へ移動します。

07

デザイン

カウンセリングの際にお伺いしたご希望に沿えるよう、慎重にデザインを行っていきます。

08

麻酔

点眼麻酔ののち、局所麻酔を進めていきます。
(点眼麻酔と局所麻酔の料金はすべて含まれています)
なるべくご負担を減らせるよう、笑気麻酔を併用していただけます(オプション)。

<麻酔について>

※こちらの施術では、途中目を開け閉めしていただく必要があります。
静脈麻酔はご利用いただけません。

09

施術

施術時間は90分程度です。
リラックスしてお過ごしください。

10

仕上がりの確認

鏡を見て仕上がりをご確認いただきます。

11

術後説明

施術後の過ごし方やお手入れの方法、お薬の使用方法などについて説明します。

12

写真撮影

施術後の記録として、写真を撮影いたします。

13

通院

皮膚を切開した場合は抜糸を行いますので、7~10日後を目安にご来院ください。
それ以前やそれ以降も、心配なことや気になることなどがございましたら、ご予約の上いつでもご来院いただけます。

14

アフターケア

術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

施術後の過ごし方

洗顔・スキンケア

当日はお休みしてください。
翌日以降は目の周りも含め洗顔していただけます。
洗顔後は術後にお渡しする塗り薬を、綿棒などに取って傷に塗布してください。
(塗り薬は目に入っても問題のないものです)
翌日から2週間程度は、内出血を防ぐため、目の周りは極力やさしく扱ってください。

化粧水・乳液などのスキンケア製品は、傷の部分も含め翌日からお使いいただけます。
ピーリング剤など刺激性のあるものは1か月程度は控えてください。

メイク

傷の部分以外は直後から可能です。傷の部分は抜糸の翌日から可能です。

冷却

当日はご帰宅されましたら、濡れタオルなどで圧迫しつつ軽く冷やしていただくことをおすすめします。

入浴

内出血が生じないように、施術から1週間はシャワー浴とし、温まり過ぎないよう短時間で済ませてください。
それ以降は制限はありません。

コンタクトレンズ

直後からご利用いただけます。
結膜下出血により白目部分に浮腫が起きた場合は、落ち着くまでコンタクトを着用できない場合があります

運動

血流が良くなると腫れやすくなります。1週間程度は運動をお控えください。

飲酒

血流が良くなると腫れやすくなります。3日間は過度の飲酒をお控えください。

喫煙

喫煙は傷の治りに悪影響を及ぼします。傷の治りが遅れると、傷あとが目立ちやすくなります。
術前2週間と、術後最低2週間、できれば1か月間は、禁煙をおすすめします。

目もとのマッサージ

1か月間はお控えください。

ダウンタイム・リスクなど

起こりやすい
痛み

麻酔の効果は2~3時間で切れます。術後にお渡しする痛み止めをご利用ください。
痛みは5~7日ほどで落ち着くことが多いです。

腫れ

腫れは当日よりも2,3日目にピークが来る場合もあります。
1か月でだいぶ落ち着きますが、完全に腫れが引くには2~3カ月程度を要します。

傷あと

縫合線の赤みがしばらく続きます。赤みは3~4週で落ち着くことが多いです。
体質によっては、色素沈着が生じることがあります。色素沈着の改善には3カ月程度要する場合が多いです。
最終的に白っぽい線状の傷あとが残ります。傷あとはふたえの線に一致し目立ちにくいですが、傷あと自体が全く消えてなくなる、ということはありません。

目のゴロゴロ感

粘膜の傷が原因となる他に、縫合糸が粘膜に刺さる場合があります。抜糸すると落ち着きます。

内出血

内出血が生じると、まぶたの一部または全体が紫色になることがあります。
2~3週間で消えていきます。

結膜下出血

皮下出血が目の方に広がることで、白目が赤くなり、むくむことがあります。
次第に消えていきますが、2~3週かかる場合が多いです。

つっぱり感・違和感

皮膚を切除して縫合することにより、突っ張った感じが3~4週程度続くことがあります。
術後しばらくすると、皮膚の下が固くなることがあります。通常2~3カ月でやわらいできます。

後戻り

どうしても若干の後戻りが生じます。1~2週ほどで状態はほぼ固定します。

まれに起こる
左右差

腫れが落ち着いても左右差が気になる場合は、ご相談ください。
元々の組織の状態などにより、完全な左右対称が難しい場合があります。

かたちの違和感

通常は目尻で上下のまつげが合流しますが、手術により目尻にまつ毛の無い範囲ができます。
目尻で粘膜が見えやすくなることがあります
目尻が丸みを帯びたり、角ばった目尻になることがあります。

過矯正/効果の不足

目尻切開の手術では、基本的に”やり過ぎ”と感じられるほど大きく皮膚を移動させることはできません。
移動量が取れない場合、過度の後戻りが生じた場合、その他もともとの目尻の状態によっては、目尻拡大の十分な効果が得られない場合があります。

感染症

細菌が感染すると、まぶたが赤く腫れたり、痛み、熱感が出ることがあります。
抗生剤等で対応します。

迷走神経反射

緊張と麻酔の痛みの影響などにより、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。

極めてまれ
肥厚性瘢痕・ケロイド

体質により傷あとが盛り上がることがあります。
傷あとが気になる場合には、内服薬を検討しますので、ご相談ください。

血腫

強い内出血が起こると傷の下に血液が溜まり、腫れや痛みが長引くことがあります。

麻酔薬アレルギー

アレルギーにより蕁麻疹、アナフィラキシーなどが生じる可能性があります。状況に応じて直ちに適切に対処致します。

院長からのコメント

技術が求められる施術です

目頭切開では皮膚を精密に切開して移動させることにより、ひだを解消します。
この際皮膚を不用意につまんだり、不適切な止血操作を行うと、血管がいたんで皮膚の血流が悪くなり、傷あとが盛り上がりやすくなります。
極めて繊細な作業を必要とするのが、この目頭切開です。

形成外科専門医は、やけどの傷あとや腫瘍の切除後、顔や手足の先天異常などに対して、目頭切開と同様に皮膚を移動させて再建する「皮弁作成術」を得意としています。

一度傷あとが目立ってしまうと、修正はなかなか大変です。
目頭切開に限らず、切開を伴う施術を検討される際は、形成外科専門医がすべての施術を担当する当院をぜひご指名ください!

Q&A

施術はだれでも受けられますか?

妊娠中の方・妊娠の可能性のある方、授乳中の方、重度の皮膚疾患、ケロイド体質の方、ヘルペス感染症、出血性疾患、抗凝固剤内服中、局所麻酔アレルギー、その他医師が施術不適と判断した場合は、施術を受けることができません。

腫れませんか?
腫れと内出血がそれなりに出やすい施術になります。
 手術をご希望の際は、ダウンタイムの期間を十分ご考慮いただけますよう、お願いいたします。
痛いですか?
最初の麻酔の注射の際は痛みがありますが、施術中はほとんど痛みを感じずに受けていただけると思います。
笑気麻酔を併用していただくことで、より楽に施術を受けていただける場合が多いです。
他のクリニックで一度受けたことがありますが、効果が少なかったです。
目尻切開はもともと変化量が少ない部類の手術ではあります。
状態を拝見し、効果を出せると判断した場合には、再施術を承ります。
状態によっては目尻切開の施術をおすすめしない場合があります。

会員制度のご紹介

フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。

<フェイス美容外科 ポイント会員制度について>

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