鼻孔縁下降術

鼻孔縁下降術とは?

鼻孔縁下降術の目的

鼻孔縁下降術は、正面から見た時の鼻の穴を目立たなくさせたい時に有効な施術です。

鼻孔縁(鼻のふちの部分)を下げることで、正面から見た時に鼻の穴が見えにくくなり、鼻の穴の印象が弱まります。

左右差があって片方だけ鼻の穴が見えやすい場合にも、鼻孔縁下降術が役立ちます。

施術の実際

施術では鼻の裏側を切開します。
皮膚の下を剥離して、鼻孔縁を引き下げます。
鼻孔縁を下げたことで皮膚が足りなくなりますので、ここに組織を移植します。

ここに皮膚だけを移植しても、移植した皮膚が縮んで、大きな後戻りが生じてしまいます。
耳から採取した軟骨付きの皮膚を移植することで、内部の軟骨が内部の骨組みとなり、下げた鼻孔縁の位置をキープできます。

皮膚・軟骨は耳の前面を切開して採取しますので、しばらく傷あとの赤みが生じます。

移植した組織が確実に生着するように、鼻の中と外にガーゼを縫い付けて、圧迫固定します。
このガーゼは1週間後に外します。

<組織移植について>
移植した組織は、周囲の組織と毛細血管がつながり、栄養を受けられるようになって初めて、その場所で生き残ります。
移植してから1週間ほどで血管が再生されますが、この期間に力がかかってズレが生じたり、組織の下に血液が溜まったりすると、再生されかかった血管が断裂してしまい、血行が再開されず、移植した組織の一部またはすべてが壊死してしまいます。

移植した組織が生着するには、圧迫・固定と安静が大切です。


こんな方にオススメ

  • 鼻の穴が目立つ
  • 鼻の穴の形が気になる
  • 鼻の穴の形に左右差がある

施術メニューと料金

※税込価格です(カッコ内は片側料金)

鼻孔縁下降術 ¥451,000(¥315,700)
他院修正 +¥132,000(¥99,000)

施術料金には局所麻酔、眼窩下神経ブロック、抗生剤・止血剤の点滴、術後の内服薬が含まれています。


症例写真

Case 1.

【鼻整形】鼻孔縁下降 症例写真|フェイス美容外科 仙台

内容

鼻孔の裏側に皮膚・軟骨を移植することで、鼻孔縁を下げ、鼻孔縁の切れ上がりによる鼻孔の目立ちやすさを軽減、解消します。

料金

¥451,000 (税込)

リスク

痛み、腫れ、内出血、傷あと、後戻り、移植組織の壊死、左右非対称 など

コメント

どちらも同じ真正面から撮影したものになります。
撮影の角度の影響ではなく、全て手術によってもたらされた効果です。

Case 2.

【鼻整形・他院修正】鼻孔縁下降(人中短縮 術後) 症例写真|フェイス美容外科 仙台

内容

他院で人中短縮術を受けたことで、鼻の付け根が下方向に引っ張られ、鼻の穴が目立つようになってしまったことに悩まれ、ご来院されました。

人中短縮で切られてしまった皮膚は、元には戻せません。
鼻孔縁下降術により鼻孔の上のラインを下げることで、違和感の軽減を図りました。

料金

¥451,000 (税込)

リスク

痛み、腫れ、内出血、傷あと、後戻り、移植組織の壊死、左右非対称 など

コメント

骨格的に適応でない方への人中短縮術、並びに正しい知識・技術を伴わない人中短縮術は、悲しい結果を招きます。
同じような症状でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。

治療の流れ

01

カウンセリング

診察ののち、手術の効果とダウンタイム・リスク等について説明します。
鼻の状態、ご希望の形、ご予算等に応じて、最適なプランをご提案いたします。

お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。
※鼻の施術に関しては、基本的にカウンセリングと同日の施術は承っておりません

02

ご契約

いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります

<未成年の方へ>

03

お会計

自由診療では施術前にお会計いただきます。

<お支払い方法>

04

写真撮影

施術前の記録として、写真を撮影させていただきます。

05

メイクオフ

パウダールームにてメイクを落としていただきます。

06

処置室へ

処置室へ移動します。

07

デザイン

カウンセリングの際にお伺いしたご希望に沿えるよう、慎重にデザインを行っていきます。

08

麻酔

眼窩下神経ブロックののち、局所麻酔を進めていきます。
鼻の施術では、通常長時間作動型の局所麻酔薬を使用します。
(ブロック麻酔、長時間作動型麻酔の料金はすべて含まれています)
より楽に施術を受けられたい場合は、静脈麻酔のご利用をおすすめします(オプション)。

<麻酔について>

※鼻の施術では、笑気麻酔のご利用はお勧めしておりません。

09

施術

施術時間は150~180分程度です。
リラックスしてお過ごしください。

10

写真撮影

施術後の記録として、写真を撮影いたします。

11

術後説明

施術後の過ごし方やお手入れの方法、お薬の使用方法などについて説明します。

12

通院

抜糸を行いますので、7~10日後を目安にご来院ください。
それ以前やそれ以降も、心配なことや気になることなどがございましたら、ご予約の上いつでもご来院いただけます。

13

アフターケア

術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

施術後の過ごし方

ガーゼ固定

鼻孔縁と耳に、圧迫固定のためのガーゼを縫い付けます。
1週間後の抜糸の際に、あわせて除去します。

洗顔・スキンケア

当日はお休みしてください。
鼻に縫い付けたガーゼの部分は、濡らさないようにご注意ください。
ガーゼを外してからはいつも通りの洗顔・スキンケアで大丈夫ですが、鼻の部分は手術から3週間ほどは優しく触れるようにしてください。

メイク

鼻以外は手術の翌日から可能です。
鼻は抜糸の翌日から可能です。

入浴

施術当日から翌々日までは軽くシャワーで済ませてください。
それ以降は制限はありません。

運動

血流が良くなると腫れやすくなります。1週間程度は運動をお控えください。

飲酒

血流が良くなると腫れやすくなります。3日間は過度の飲酒をお控えください。

喫煙

喫煙は、移植した組織の生着に大きな悪影響を及ぼします。
術前2週間と、術後最低2週間、できれば1か月間は、禁煙をおすすめします。

睡眠

1ヶ月間はうつぶせ寝と、軟骨採取側の耳を下にして寝ることは避けてください。

鼻のマッサージ

少なくとも1か月間はお控えください。

ダウンタイム・リスクなど

起こりやすい
痛み

麻酔の効果は通常6~12時間ほどで切れます。術後にお渡しする痛み止めをご利用ください。
痛みは3~5日ほどで落ち着くことが多いです。

腫れ

腫れは1〜2週でおおむね落ち着きます。完全に腫れが消失するには1~2か月かかる場合があります。

傷あと

耳の傷あとの赤みが3〜4週続きます。体質によっては色素沈着が生じ、3カ月くらいをピークに、徐々に落ち着いて いきます。
最終的に肌色~若干白っぽい傷あとが残ります。
鼻の傷は下からのぞき込まない限り見えませんが、鼻腔粘膜と耳の皮膚の質感は全く違うので、傷あとは分かりやすいです。

内出血

内出血が生じると、鼻周辺が打撲のあとのように紫色~黄色っぽくなります。
2~3週間で消えていきます。

時々起こる
移植組織の突出

術後の組織の収縮によって、移植した組織が鼻腔側に盛り上がることがあります。
正面からでは分かりませんが、下からのぞき込むと分かる状態です。
改善は難しいです。

まれに起こる
耳の変形

変形が起こりにくい部位から皮膚と軟骨を採取しますが、変形のリスクはゼロではありません。

左右非対称

もともと鼻孔縁の左右差が大きい場合には、完全な左右対称は難しいことがあります。

後戻り

移植した組織が委縮すると、下げた鼻孔縁が後戻りする可能性があります。

希望と異なる形態

術前にご希望の形態を十分にお伺いし施術を計画しますが、ダウンタイムが落ち着いた後も形が気になる場合は、ご相談ください。

皮膚壊死

移植した皮膚は、周辺の皮膚から血管が入り込むことで生き残ります。
おおむね1週間以内に血行が再開すれば、移植した皮膚は生き残りますが、1週間の固定期間中に強い力が加わったりすると、再生しかけた血管が分断され、皮膚の一部または全部が壊死してしまいます。
壊死が生じた場合、外用薬などで対応します。再施術が必要になる場合もあります。

感染症

細菌が感染すると、鼻が赤く腫れたり、痛み、熱感が出ることがあります。
抗生剤等で対応します。

迷走神経反射

緊張や麻酔の痛みの影響などにより、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。

極めてまれ
肥厚性瘢痕・ケロイド

体質により傷あとが盛り上がることがあります。
傷あとが気になる場合には、内服薬を検討しますので、ご相談ください。

血腫

強い内出血が起こると傷の下に血液が溜まり、腫れや痛みが長引くことがあります。
血腫を除く処置が必要になる場合があります。

麻酔薬アレルギー

局所麻酔の成分に対しアレルギーが生じる可能性があります。
アレルギーの症状として、蕁麻疹や血圧の低下、アナフィラキシーなどが起こりえます。
状況に応じて直ちに適切に対処致します。

院長からのコメント

技術が求められる施術です

目頭切開では皮膚を精密に切開して移動させることにより、ひだを解消します。
この際皮膚を不用意につまんだり、不適切な止血操作を行うと、血管がいたんで皮膚の血流が悪くなり、傷あとが盛り上がりやすくなります。
極めて繊細な作業を必要とするのが、この目頭切開です。

形成外科専門医は、やけどの傷あとや腫瘍の切除後、顔や手足の先天異常などに対して、目頭切開と同様に皮膚を移動させて再建する「皮弁作成術」を得意としています。

一度傷あとが目立ってしまうと、修正はなかなか大変です。
目頭切開に限らず、切開を伴う施術を検討される際は、形成外科専門医がすべての施術を担当する当院をぜひご指名ください!

Q&A

施術はだれでも受けられますか?

妊娠中の方・妊娠の可能性のある方、重度の皮膚疾患、ケロイド体質の方、ヘルペス感染症、出血性疾患、抗凝固剤内服中、局所麻酔アレルギー、その他医師が施術不適と判断した場合は、施術を受けることができません。

痛いですか?

最初の麻酔の注射の際は痛みがありますが、施術中はほとんど痛みを感じずに受けていただけると思います。
静脈麻酔を併用していただくことで、より楽に施術を受けていただける場合が多いです。

<麻酔について>

他のクリニックで一度受けたことがありますが、効果に満足していません。

他院で受けられた鼻孔縁下降術の再施術を承ります。
ぜひご相談ください。

会員制度のご紹介

フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。

<フェイス美容外科 ポイント会員制度について>

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