プロテーゼ隆鼻(鼻プロテーゼ)

プロテーゼ隆鼻とは?

プロテーゼの目的

プロテーゼを用いた隆鼻術は、鼻すじや鼻根(目の間)を高くしたい方におすすめの施術です。
鼻骨~鼻軟骨の上にシリコン製のプロテーゼを置くことで、鼻の形を整えます。

ヒアルロン酸を注入することでも、同じように鼻の形を整えることができますが、注入したヒアルロン酸は体内の酵素の影響により、いずれ分解されて無くなります。

プロテーゼの原料であるシリコンは安定性の高い物質で、体内で分解・吸収されることはありません。
一度の施術で長く持続する効果を期待するなら、プロテーゼによる鼻の形成をご検討ください。

プロテーゼ隆鼻手術の実際

プロテーゼ隆鼻手術のみを行う場合は、クローズ法で行います。
クローズ法で行う場合、通常は右の鼻腔内だけを切開します。
※鼻尖形成や鼻中隔延長など、他の鼻先の手術と同時に行う場合は、オープン法となります。

鼻軟骨の表面と鼻骨の骨膜下を、プロテーゼが入る最小限の範囲のみ剥離し、ご希望の形を元にカスタマイズしたプロテーゼを、剥離したスペースに挿入します。

クローズ法で切開した鼻腔粘膜は、溶ける糸で縫合します。
抜糸の必要はありません。


こんな方にオススメ

  • 鼻を高くしたい
  • 鼻根を高くしたい
  • 目頭間を狭めたい
  • わし鼻を目立たなくさせたい
  • 鼻のバランスを整えたい
  • 効果がずっと続く施術がいい

施術メニューと料金

※税込価格です

プロテーゼ隆鼻
クローズ法 ¥198,000
オープン法 ¥264,000
他の鼻尖手術と同時
(オープン法)
+¥132,000
他院修正
鼻プロテーゼ抜去 ¥132,000
鼻プロテーゼ入れ替え
(抜去と別日)
¥242,000
鼻プロテーゼ入れ替え
(抜去と同時)
¥330,000
他院修正 オープン法 +¥66,000

料金にはプロテーゼ、局所麻酔、眼窩下神経ブロック、抗生剤の点滴、術後のギプスの代金がすべて含まれています。

鼻プロテーゼの他院修正

鼻プロテーゼの施術を受けたあとに、「ボリュームが足りない」、「ボリュームが大きすぎる」、「プロテーゼがずれている」、「形が好みでない」、「違和感が強い、新しい顔に馴染めない」など、結果にご満足いただけていない場合は、修正についてご相談いただけます。

<プロテーゼ抜去>
イメージと異なるなど、入れ替えはせずとにかくプロテーゼを無くしたい場合は、プロテーゼ抜去の施術を行います。

感染を伴っていたり、プロテーゼが露出しているような場合には、抜去と同時の入れ替えをせず、一旦除去だけを行います。
感染を伴う状態で入れ替えを行うと、新しいプロテーゼが感染してしまうからです。

プロテーゼがずれている場合も、まず除去だけを行う可能性が高いです。
ずれがある場合は、プロテーゼが収まっている空洞(ポケット)が不適切な形状になっており、同じポケット内にプロテーゼを入れても、結局ずれてしまいます。
プロテーゼを除去して、古いポケットが閉鎖してから新たにポケットを作り直す必要があります。

<プロテーゼ入れ替え(別日)>
抜去と入れ替えを同時に行えない場合は、鼻の状態が整ってから、少なくとも3ヶ月以上は経過してから、プロテーゼを入れ直します。

<プロテーゼ入れ替え(同日)>
プロテーゼ挿入部の状態に問題がなければ、古いプロテーゼの抜去と同時に、新しいプロテーゼを入れ直すことができます。
一度で手術が終わりますので、ご負担を軽減できます。
必ずしも抜去と入れ替えを同時にできるわけではありません。カウンセリングの際にご相談下さい。

再手術について

人の身体は、手術で組織が傷ついたあとに組織が治る過程で、血管が増殖するとともに、瘢痕という硬い組織が作られます。

これにより再手術というものは、組織が固く切りにくく、出血しやすいものとなります。
基本的に再手術のほうが、腫れが強く出やすく、腫れが長引きやすいものとなります。

瘢痕が周囲の神経や重要血管を巻き込むことで、神経と血管が通常とは異なる位置を走行し、神経・重要血管の損傷のリスクが高まります。

神経を損傷すると、顔の動きが弱くなったり、顔や口腔内などの感覚が鈍くなるなどの症状が現れます。
重要血管を損傷すれば、大出血をきたします。

再手術には通常の手術とは異なる、再手術なりのリスクがあるということを、十分ご理解下さい。

瘢痕は、時間とともに安定化し、柔らかくなってきます。
一度過剰に発達した血管も、徐々に再構築され、元の状態に減っていきます。
上に記載したリスクは、手術から時間が経てば経つほど、減少していくことになります。
ですので、通常は前の手術から1年以上経過してから再施術を行うことを、おすすめしています。

症例写真

Case1

術後2か月の状態。ふたえ埋没法を併せて行っています。

治療の流れ

01

カウンセリング

診察ののち、手術の効果とダウンタイム・リスク等について説明します。
鼻の状態、ご希望の形、ご予算等に応じて、最適なプランをご提案いたします。

お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。
※鼻の施術に関しては、基本的にカウンセリングと同日の施術は承っておりません

02

ご契約

いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります

<未成年の方へ>

03

お会計

自由診療では施術前にお会計いただきます。

<お支払い方法>

04

写真撮影

施術前の記録として、写真を撮影させていただきます。

05

メイクオフ

パウダールームにてメイクを落としていただきます。

06

処置室へ

処置室へ移動します。

07

デザイン

カウンセリングの際にお伺いしたご希望に沿えるよう、慎重にデザインを行っていきます。

08

麻酔

眼窩下神経ブロックののち、局所麻酔を進めていきます。
鼻先の施術では、通常長時間作動型の局所麻酔薬を使用します。
(ブロック麻酔、長時間作動型麻酔の料金はすべて含まれています)
ご希望により、静脈麻酔をご利用いただけます(オプション)。

<麻酔について>

※鼻の施術では、笑気麻酔のご利用はお勧めしておりません。

09

施術

施術時間はクローズ法で60分ほど、オープン法で90分ほどです。
リラックスしてお過ごしください。

10

写真撮影

施術後の記録として、写真を撮影いたします。

11

ギプス固定

術後の腫れ・内出血やプロテーゼのズレを防ぐことを目的として、テーピングとギプス固定を行います。

12

術後説明

施術後の過ごし方やお手入れの方法、お薬の使用方法などについて説明します。

13

通院

状態の確認のため、1~2週後を目安にご来院ください。

14

アフターケア

術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

施術後の過ごし方

ギプス

術後の腫れと内出血、プロテーゼのズレを抑えるために、テーピングとギプス固定を行います。
ギプスは通常3日後の朝までつけ続けてください(※手術の翌日が1日後です)。
3日後の朝にギプスとその下のテーピングを、ご自身でお外しください。

洗顔・スキンケア

当日はお休みしてください。
翌日以降、ギプスがついている間は、洗顔時にギプスが濡れないよう、お気をつけください。
ギプスを外してからはいつもどおりの洗顔・スキンケアで大丈夫ですが、鼻の部分は2週間程度は優しく触れるようにしてください。

メイク

鼻の傷の部分以外は翌日から可能です。傷の部分は抜糸の翌日から可能です。

入浴

内出血が生じないように、施術後3日間はシャワー浴とし、温まり過ぎないよう短時間で済ませてください。
それ以降は制限はありません。

運動

血流が良くなると腫れやすくなります。1週間程度は運動をお控えください。

飲酒

血流が良くなると腫れやすくなります。3日間は過度の飲酒をお控えください。

喫煙

喫煙は傷の治りに悪影響を及ぼします。傷の治りが遅れると、傷あとが目立ちやすくなります。
術前2週間と、術後最低2週間、できれば1か月間は、禁煙することをおすすめします。

睡眠

1ヶ月間はうつぶせ寝を避けてください。

鼻のマッサージ

少なくとも1か月間はお控えください。

ダウンタイム・リスクなど

起こりやすい
痛み

麻酔の効果は2~3時間で切れます。術後にお渡しする痛み止めをご利用ください。
痛みは5~7日ほどで落ち着くことが多いです。

腫れ

強めの腫れは1〜2週で落ち着きます。違和感のない程度の若干の腫れ感がしばらく続き、1~2ヶ月で完全に落ち着く場合が多いです。

傷あと

クローズ法では鼻の中に傷あとができますが、外からは基本的に見えません。

オープン法では鼻柱に傷あとができます。傷あとの赤みは1か月程度で落ち着きます。
体質によってはその後色素沈着が生じ、数カ月で落ち着いてきます。
最終的に肌色~若干白っぽい傷あとになります。

内出血

内出血が生じると、鼻周辺が打撲のあとのように紫色~黄色っぽくなります。
2~3週間で消えていきます。

時々起こる
知覚低下

皮下を剥離することにより、鼻先の感覚が鈍くなることがあります。1〜3ヶ月で改善する場合がほとんどです。

まれに起こる
プロテーゼのズレ

腫れが落ち着いたあとに形が気になる場合は、ご相談ください。
最初は問題がなくても、数カ月後に「被膜拘縮」と呼ばれる状態により、ずれが生じることもあります。
可能な場合は再施術を検討します。
元々の骨格や皮膚、靭帯などの状態により、完全に左右対称とするのが難しいことがあります。

希望と異なる形態

術前にご希望の形態を十分にお伺いし施術を計画しますが、ダウンタイムが落ち着いた後も形が気になる場合は、ご相談ください。

潰瘍化

プロテーゼによって皮膚が裏側から押されることで、皮膚の血流が乏しくなり、赤くなったり、潰瘍化してプロテーゼが露出することがあります。
プロテーゼを深層に挿入することで、予防します。

感染症

細菌が感染すると、鼻が赤く腫れたり、痛み、熱感が出ることがあります。
抗生剤等で対応します。
プロテーゼに感染した場合、プロテーゼの除去が必要になる可能性があります。

迷走神経反射

緊張と麻酔の痛みの影響などにより、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。

抗生剤アレルギー

施術中に使用する抗生剤の点滴に対し、アレルギーが生じる可能性があります。
アレルギーの症状として、蕁麻疹や血圧の低下、アナフィラキシーなどが起こりえます。
状況に応じて直ちに適切に対処致します。

極めてまれ
肥厚性瘢痕・ケロイド

体質により傷あとが盛り上がることがあります。
傷あとが気になる場合には、内服薬を検討しますので、ご相談ください。

血腫

強い内出血が起こると傷の下に血液が溜まり、腫れや痛みが長引くことがあります。
血腫を除く処置が必要になる場合があります。

麻酔薬アレルギー

局所麻酔の成分に対しアレルギーが生じる可能性があります。
アレルギーの症状として、蕁麻疹や血圧の低下、アナフィラキシーなどが起こりえます。
状況に応じて直ちに適切に対処致します。

院長からのコメント

技術が求められる施術です

目頭切開では皮膚を精密に切開して移動させることにより、ひだを解消します。
この際皮膚を不用意につまんだり、不適切な止血操作を行うと、血管がいたんで皮膚の血流が悪くなり、傷あとが盛り上がりやすくなります。
極めて繊細な作業を必要とするのが、この目頭切開です。

形成外科専門医は、やけどの傷あとや腫瘍の切除後、顔や手足の先天異常などに対して、目頭切開と同様に皮膚を移動させて再建する「皮弁作成術」を得意としています。

一度傷あとが目立ってしまうと、修正はなかなか大変です。
目頭切開に限らず、切開を伴う施術を検討される際は、形成外科専門医がすべての施術を担当する当院をぜひご指名ください!

Q&A

施術はだれでも受けられますか?

妊娠中の方・妊娠の可能性のある方、重度の皮膚疾患、ケロイド体質の方、ヘルペス感染症、出血性疾患、抗凝固剤内服中、局所麻酔アレルギー、その他医師が施術不適と判断した場合は、施術を受けることができません。

腫れませんか?
施術中の出血を最小限に留めるとともに、術後にテーピングとギプス固定を行うことで、あまり腫れないことがほとんどです。
 違和感がない程度の若干の腫れが、完全に消えるまで1~2カ月かかります。
痛いですか?
最初の麻酔の注射の際は痛みがありますが、麻酔が効いた後の施術の際は、はほとんど痛みを感じずに受けていただけると思います。
静脈麻酔を併用していただくことで、より楽に施術を受けていただける場合が多いです。

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フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。

<フェイス美容外科 ポイント会員制度について>

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