プルリアル・デンシファイ
【ポリヌクレオチド注射】
プルリアルって何?
ポリヌクレオチド(PN)って?
美容医療で使用される『ポリヌクレオチド(PN)』は、サーモンのDNAを、二重らせん構造を保ったまま断片化したものです。
サーモンのDNAは人間のDNAと構造が似ています。
ポリヌクレオチド(=DNAの断片)が肌に注射されると、肌細胞が「自分の細胞(DNA)が壊れた」と勘違いし、組織を修復しようとする反応が始まります。
- 肌の保水力の増加
- 細胞外マトリックスの増加に伴う、肌の高密度化
- 肌の血流の改善
- 活性酸素の除去
- 抗炎症作用
- 肌細胞増殖の活性化による肌の若返り
ポリヌクレオチドはこのように、お肌にとっていろんな良い現象を引き起こします。
プルリアル・デンシファイ Pluryal Densify
プルリアルは、ヨーロッパの国家ルクセンブルクにあるMD Skin Solutions社で開発・製造された製剤です。
EU(ヨーロッパ連合)の規制を遵守して『CE認証』を取得しており、その安全性が証明されています。
当院ではポリヌクレオチド製剤として【プルリアル・デンシファイ】を取り扱っております。
プルリアル・デンシファイは、2ml(1本)に20mgのポリヌクレオチド(PN)と、20mgの非架橋ヒアルロン酸、80mgのマンニトールを含みます。
非架橋ヒアルロン酸
水分を集め、肌に潤いを与えます。
ポリヌクレオチドとヒアルロン酸の相乗効果により、ポリヌクレオチドの単独注射に比べ、細胞の増殖がより多くなり、より多くの細胞外マトリックスが生成されます。
マンニトール
ヒアルロン酸の分解を妨げることで、ヒアルロン酸の作用を延長させます。
肌の活性酸素を除去し、肌の保護に作用します。
注射によって生じる炎症や腫れを軽減させます。
肌育治療:自然な若返り効果
『肌育治療』は、近年注目されているスキンケアのアプローチ方法です。
かたちを変えて若見えさせるのではなく、肌の本来の力を引き出し、自然な美しさを保つことを目的とする治療法です。
主に薬剤の注射により、肌細胞を活性化させ、肌をハリと潤いのある状態へと導きます。
当院の肌育治療はプルリアル・デンシファイの他に、ボライトとジュベルックの取り扱いがあります。
(当院での取り扱いはありませんが、スネコスやプロファイロ、リジュランなども肌育治療にあたります)
プルリアル・デンシファイを注射することで、ポリヌクレオチド、非架橋ヒアルロン酸、マンニトールが相互に相乗的に作用し、次のような効果があらわれます。
- 小ジワの改善
- 肌のたるみ・ゆるみの改善
- 乾燥肌の改善
- 肌の赤み・赤ら顔の改善
- 肝斑の緩和
なお製造元が行った調査では、施術前後の写真を肌分析器『VISIA』を用いて比較したところ、2回のプルリアル・デンシファイの施術で肌年齢が平均で7歳若返った との報告がなされています。
肌の時間を巻き戻すような自然な若返り効果を、ぜひご体感ください。
プルリアル 施術の実際
プルリアル デンシファイは、お顔全体、首、デコルテのほか、手の甲にも施術が可能です。
お顔はどこでも注射が可能ですが、目周りは凸凹が生じやすく、鼻や鼻下は痛みが強めに生じますので、ご留意ください。
注射希望範囲に麻酔クリームを塗り、30分待ってから注射を進めていきます。
注射はすべて医師による手打ちで行います。
1か所あたり0.05mlほどの量を、1cmほどの間隔で注射します。
2ml(1本)ですと40回ほど針を刺すことになります。
なお、目周りでは凸凹を生じにくくするため、1か所あたりの注射量を少なくし、間隔を少し密に注射していきます。
注射が終わりましたら、5分ほど冷却して終了となります。
施術の回数
3~4週に1回を2~3回繰り返し、その後はメンテナンスとして3~6ヶ月に1回行うことをおすすめしています。
施術後1~2週ほどでハリと潤いの改善を、6〜8週くらいで小じわの改善をご実感いただけることが多いです。
目元への施術
目元用のプルリアル製剤として、プルリアル・シルクがあります。
薬剤が柔らかいので、皮膚が薄い目元でも凸凹が生じにくい製剤ですが、成分的にプルリアル・デンシファイのほうが、高い効果が期待できます。
【プルリアル・シルク 2ml中】
・ポリヌクレオチド 15mg
【プルリアル・デンシファイ 2ml中】
・ポリヌクレオチド 20mg
・非架橋ヒアルロン酸 20mg
・マンニトール 80mg
当院では、目元にプルリアル・デンシファイを使用した場合の、ダウンタイムの程度を確認しております。
施術直後こそそれなりの凸凹が生じましたが、翌日にはわからなくなりました。
(見た目にはわかりにくいですが、翌々日くらいまでは、多少腫れぼったい感じが続きました)
「この程度のダウンタイムであれば許容できる」ということでしたら、目元に対してのプルリアル・デンシファイを、ぜひご検討ください。
※目周りの注射では、当日は凸凹が生じます。施術の際にはメガネやサングラスなどをお持ちいただくことをおすすめします。
※特に皮膚の薄い方は、凸凹が数日長引く可能性があります。ダウンタイムの持続期間には個人差があることを、ご了承ください。
こんな方にオススメ
- 肌を若返らせたい
- 肌の加齢を遅らせたい
- シワを減らしたい
- ハリを改善したい
- 乾燥肌が気になる
- 肌荒れが気になる
- 赤ら顔を治したい
- 酒さの赤みが治らない
- アトピーで悩んでいる
施術メニューと料金
プルリアル・デンシファイ | |
---|---|
2ml(1本) | 1回 ¥79,200 3回 ¥224,400 |
4ml(2本) | 1回 ¥149,600 3回 ¥422,400 |
料金には表面麻酔が含まれます。
3回コースの期限は、ご契約時より12ヶ月となります。
プルリアル・デンシファイ 2ml(1本)では『目元+α』『額+α』『両頬』『首(前側)』などの範囲をまかなえます。
治療したい範囲をご相談ください。
お顔全体には4ml(2本)が必要です。
『2ml(1本)で目周りと頬全体』『2ml(1本)でお顔全体』なども可能ではありますが、注射の密度がまばらになるため、効果は下がります。
症例写真
内容
ポリヌクレオチド等を含む薬剤を、肌に注射します。
細胞を修復する反応と、炎症を抑える反応が起こり、シワや乾燥、たるみ、赤みなど、様々なお肌のお悩みを改善に導きます。
料金
¥79,200〜 (税込)
リスク
痛み、凸凹、内出血、アレルギー など
コメント
1回だけ注射し、2ヶ月後の状態です。
長い斜めジワがだいぶ薄くなりました。
下まぶた全体のキメも整っています。
皮膚に厚みが出た影響か、血流が改善した影響か、目頭下の赤みも軽減されています。
施術の流れ
01
カウンセリング
お客様のお悩みとご希望をお伺いし、お肌の状態やご予算等をふまえ、最適な施術をご提案いたします。
お見積もりをお渡ししますので、十分にご検討ください。
カウンセリング当日の施術をご希望の際は、施術にお進みいただきます。
02
ご契約
いくつか書類をご記入いただきます。
03
お会計
自由診療では施術前のお会計をお願いしております。
04
洗顔
施術の前に、洗顔していただきます。
05
写真撮影
施術前の記録として、写真を撮影いたします。
06
処置室へ
処置室へ移動します。
07
麻酔
ご希望の範囲をマーキングし、表面麻酔を行います。
麻酔クリームを塗布後、30分ほどお待ちいただきます。
08
施術
注射に要する時間は、2ml(1本)で10~15分程度です。
09
術後説明
施術後の過ごし方やお手入れの方法について説明します。
10
通院
施術後の診察は必ずしも必要ではありません。
次の施術をご希望の際に、ご来院ください。
11
アフターケア
術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、メールやLINE、お電話にてお気軽にご連絡ください。
施術後の過ごし方
洗顔・スキンケア
当日から洗顔していただけます。
トレチノインなど刺激性のあるもののご使用は、1週間ほどお休みください。
メイク
当日はお休み下さい。
翌朝からは通常通りのメイクが可能です。
入浴
当日はからだが温まり過ぎないよう、軽くシャワー程度でお済ませください。
翌日以降は制限はございません。
飲酒
アルコールの摂取により血行が良くなり、赤みやむくみなどが生じる可能性があります。当日はお控えください。
喫煙
喫煙は皮膚・皮下組織の循環を悪化させるなど、施術の効果を下げるように作用します。
お肌の健康を考えるなら、禁煙をご検討ください。
運動
当日は強い運動はお控えください。
お顔のマッサージ
施術後3週間は、施術範囲の強いマッサージをお控えください。
日焼け止め
施術する・しないにかかわらず、お肌の健康を考えるなら、常に紫外線対策を徹底していただくことをおすすめします。
ダウンタイム・リスクなど
起こりやすい
痛み
表面麻酔を行っても、針を刺す際と、薬剤を注入する際に、多少の痛みが生じます。
痛みに弱い方、痛みがつらい方は、笑気麻酔をお使いいただくことも可能です(オプション)。
赤み
施術直後から短時間、赤みが生じることがあります。
通常は数十分から1〜2時間で落ち着きますが、体質等により数日続くこともあるかもしれません。
膨疹
注入直後は少しボコボコすることがあります。
特に目周りやおでこなどの、皮膚の薄い部分に見られます。
ほとんどの方は翌日までには気にならない程度まで消退しますが、特に皮膚が薄い方は多少のボコボコが2,3日続くかもしれません。
内出血
針先で皮下の毛細血管が傷つくと、紫色のアザが生じます。
1〜2週間で消えていきます。
針を刺す回数・箇所が多いので、内出血はやや起こりやすいです。
ほてり
注射範囲全体に生じることがあります。
注射後に冷却することで、おおむね落ち着きます。
時々起こる
ヒリヒリ・かゆみ
生じるかどうかは体質的なところがあります。
通常は短時間で消失します。長くて2,3日続くことがあります。
まれに起こる
迷走神経反射
緊張や痛みの影響で血圧が下がり、気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。状況に応じて点滴や酸素吸入を行います。
極めてまれ
感染症
赤く腫れたり、痛みや熱感が出ることがあります。
抗生剤等で対応致します。
アレルギー
プルリアルはアレルギーが起きる可能性が非常に低い製剤ですが、可能性はゼロではありません。
アレルギーが生じた場合、状況により内服薬、点滴等で対応いたします。
院長からのコメント
その他のプルリアル製剤
現在当院では取り扱いがございませんが、プルリアルシリーズにはプルリアル・デンシファイの他に3つの製剤があります。
プルリアル・シルク Pluryal Silk
15mgのポリヌクレオチドを含みます。
柔らかい製剤のため、目周りや口周りなどの皮膚のうすいところでも、凸凹が生じにくい製剤です。
プルリアル・バイオスカルプチャー Pluryal Biosculpture
高分子・中分子の架橋ヒアルロン酸と、低分子の非架橋ヒアルロン酸を配合した製剤です。
プルリアル・バイオスカルプチャーにはポリヌクレオチドは含まれません。
架橋ヒアルロン酸がボリュームを増やすとともに、非架橋ヒアルロン酸は細胞の受容体と結合してこれを刺激し、細胞外マトリックス:ECM(コラーゲン、ヒアルロン酸、フィブロネクチン等)を増加させることで、肌を引き締め、若返らえます。
プルリアル・ヘアデンシティ Pluryal Hair Density
製剤2ml中に、発毛に最適とされる濃度である15mg(7.5mg/ml)のPNを含みます。
有毛部(頭皮、眉、ヒゲなど)に注射することで毛根を活性化、有毛部皮膚を強化することで、毛の本数・太さの増加に作用します。
プルリアル Q&A
- 施術は誰でも受けられますか?
-
局所麻酔アレルギーの方、妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方、施術部位の感染症、抗凝固薬内服中、魚・魚卵アレルギー、自己免疫疾患、出血性疾患、皮膚癌の既往のある方、その他医師により施術が不適切と判断される場合は、受けられません。
- 1回でも効果はありますか?
-
1回でどれくらい効果をご実感いただけるかは、個人差があると思います。
回数を重ねていただくことで、より効果が高まることが示されています。
- 痛いですか?
-
麻酔のクリームを使用します。針を刺すチクチクの痛みは抑えられますが、薬剤が注入されるときの痛みには、麻酔クリームは効果がありません。
ほとんどの方は表面麻酔だけで問題なく受けていただけると思いますが、痛みに弱い方、心配な方は、笑気麻酔のご利用をご検討ください。
- プルリアルの注射でクマの膨らみは無くなりますか?
-
膨らみを押さえつけてかたちを変えるほどの効果は、なかなか難しいと思います。
筋肉の透けによる赤み、青みなどは、注射によって皮膚の厚みが増すことで、軽減が得られるかもしれません。どうしても手術を受けられない場合は、他に有効な治療は限られますので、プルリアル・デンシファイの注射を数回試してみてもいいかもしれません。
会員制度のご紹介
フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。
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