眉下リフト（眉下切開）

上まぶたの皮膚は薄く、もともと加齢の影響を受けやすい部分です。
年齢や紫外線などの影響により、皮膚のコラーゲンなどが減少すると、皮膚は弾力を失い、伸びていきます。

伸びた分の皮膚は、しわやたるみといった、目に見えるかたちで現れます。

眉下リフト（眉下切開）は、たるみを解消し、目もとをスッキリさせることを目的として、上まぶたの伸びた余分な皮膚を切除します。

上まぶたの余分な皮膚によるシワ、たるみを解消できるよう、眉下のラインを基準に切開線をデザインします。

縫合した後の形に違和感が生じないよう、眉頭を越えるほど内側に切開を伸ばすことはできません。
そのため、内側に強いたるみがある場合、皮膚切除量が不十分になることがあります。

縫合したあとの傷あとは、眉の下縁に沿うかたちになりますので、特に女性の方はメイクでカバーしやすく、目立ちにくいのが特徴です。

同じく上まぶたのたるみを解消する手術として、上まぶたのたるみ取り（上眼瞼除皺術）があります。
上まぶたのたるみ取りでは、ふたえのラインに合わせて余分な皮膚を切除します。

● まぶたの内側にたるみが多い
● あわせてふたえのラインを修正したい
● あわせて眼瞼下垂を改善させたい
● あわせてまぶたの余分な脂肪を取りたい
● 眉下に傷あとを作りたくない

このような場合には、上まぶたのたるみ取りがより良い適応となります。

上まぶたのたるみ取りは、眉下リフトに比べて内出血や腫れが出やすい施術です。

また、上まぶたの皮膚は目に近いほど薄く、眉に近いほど厚くなります。
上まぶたのたるみ取りで皮膚の切除量が多いと、ふたえのラインで薄い皮膚と厚い皮膚が縫合されることになり、厚ぼったい違和感のあるふたえになります。
上まぶたのたるみ取りでは、皮膚の切除量はほどほどに留めるべきです。

たるみを取る手術を検討される場合は、その点も考慮してみてください。