あごプロテーゼ
あごプロテーゼとは?
あごプロテーゼの目的
あごプロテーゼは、あごが小さい方、あごが奥まっている方や、横顔(Eライン)を整えたい方におすすめの施術です。
下顎骨の前面にシリコン製のプロテーゼを置くことで、あごの形を整えます。
ヒアルロン酸を注入することでも、同じようにあごの形を整えることができますが、注入したヒアルロン酸は体内の酵素の影響により、いずれ分解されて無くなります。
プロテーゼの原料であるシリコンは安定性の高い物質で、体内で分解・吸収されることはありません。
一度の施術で長く持続する効果を期待するなら、プロテーゼによるあごの形成をご検討ください。
手術の実際
あごプロテーゼの施術は、局所麻酔で行います。
下の歯茎の粘膜を切開し、骨膜(骨の表面の頑丈な膜)を剥がして作ったスペースに、シリコン製のプロテーゼを挿入し、固定していきます。
プロテーゼはサイズや形の異なる5種類をご用意しています。
まずはお客様のご希望や骨格にあわせて、最も適したプロテーゼを選択します。
下顎骨の形を見ながら、必要に応じてプロテーゼの一部を削り、骨にジャストフィットするよう、お客様ごとにカスタマイズしていきます。
切開した筋や粘膜は、溶ける糸で縫合します。
抜糸の必要はありません。
手術が終わりましたら、術後の腫れとプロテーゼのずれを予防するため、テーピングを行います。
こんな方にオススメ
- あごが小さい
- 横顔を整えたい
- 効果がずっと続く施術がいい
施術メニューと料金
あごプロテーゼ | ¥253,000 |
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他院修正 | |
あごプロテーゼ抜去 | ¥165,000 |
あごプロテーゼ入れ替え (抜去と別日) |
¥297,000 |
あごプロテーゼ入れ替え (抜去と同時) |
¥385,000 |
※税込価格です
※料金にはプロテーゼ、局所麻酔と施術中の抗生剤の点滴、内服薬(抗生剤・鎮痛剤)が含まれています
あごプロテーゼの他院修正
あごプロテーゼの施術を受けたあとに、「ボリュームが足りない」、「ボリュームが大きすぎる」、「プロテーゼがずれている」、「違和感が強い、新しい顔に馴染めない」など、結果にご満足いただけていない場合は、修正についてご相談いただけます。
<プロテーゼ抜去>
イメージと異なるなど、入れ替えはせずとにかくプロテーゼを無くしたい場合は、プロテーゼ抜去の施術を行います。
感染を伴っていたり、プロテーゼが露出しているような場合には、抜去と同時の入れ替えをせず、一旦除去だけを行います。
感染を伴う状態で入れ替えを行うと、新しいプロテーゼが感染してしまうからです。
プロテーゼがずれている場合も、まず除去だけを行う可能性が高いです。
ずれがある場合は、プロテーゼが収まっている空洞(ポケット)が不適切な形状になっており、同じポケット内にプロテーゼを入れても、結局ずれてしまいます。
プロテーゼを除去して、古いポケットが閉鎖してから新たにポケットを作り直す必要があります。
<プロテーゼ入れ替え(別日)>
抜去と入れ替えを同時に行えない場合は、あごの状態が整ってから、少なくとも3ヶ月以上は経過してから、プロテーゼを入れ直します。
<プロテーゼ入れ替え(同日)>
プロテーゼ挿入部の状態に問題がなければ、古いプロテーゼの抜去と同時に、新しいプロテーゼを入れ直すことができます。
一度で手術が終わりますので、ご負担を軽減できます。
必ずしも抜去と入れ替えを同時にできるわけではありません。カウンセリングの際にご相談下さい。
再手術について
人の身体は、手術で組織が傷ついたあとに組織が治る過程で、血管が増殖するとともに、瘢痕という硬い組織が作られます。
これにより再手術というものは、組織が固く切りにくく、出血しやすいものとなります。
基本的に再手術のほうが、腫れが強く出やすく、腫れが長引きやすいものとなります。
瘢痕が周囲の神経や重要血管を巻き込むことで、神経と血管が通常とは異なる位置を走行し、神経・重要血管の損傷のリスクが高まります。
神経を損傷すると、顔の動きが弱くなったり、顔や口腔内などの感覚が鈍くなるなどの症状が現れます。
重要血管を損傷すれば、大出血をきたします。
再手術には通常の手術とは異なる、再手術なりのリスクがあるということを、十分ご理解下さい。
瘢痕は、時間とともに安定化し、柔らかくなってきます。
一度過剰に発達した血管も、徐々に再構築され、元の状態に減っていきます。
上に記載したリスクは、手術から時間が経てば経つほど、減少していくことになります。
ですので、通常は前の手術から1年以上経過してから再施術を行うことを、おすすめしています。
症例写真
施術の流れ
01
カウンセリング
お客様のお悩みとご希望をお伺いし、お肌の状態や骨格、ご予算等をふまえ、最適なプランをご提案いたします。
お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。
02
ご契約
いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります
03
お会計
自由診療では施術前のお会計をお願いしております。
04
メイクオフ
パウダールームにご案内いたします。施術部位のメイクを落としていただきます。
05
写真撮影
施術前の記録として、写真を撮影いたします。
06
処置室へ
処置室へ移動します。
07
準備
消毒液で口腔内をキレイにしていただきます。
08
麻酔
粘膜の切開する部分と下顎骨の表面に、麻酔の注射を行います。
なるべくご負担を減らせるよう、笑気麻酔や静脈麻酔を併用していただけます(オプション)。
09
施術
施術に要する時間は60~80分程度です。
リラックスしてお過ごしください。
10
術後説明
施術後の過ごし方や内服薬等について説明します。
11
写真撮影
施術後の記録として写真を撮影する場合がございます。
12
通院
感染症の有無やプロテーゼのズレなどを確認するため、術後1~2週間のタイミングで一度ご来院ください。
術後2か月ほど経過して、腫れがある程度落ち着いたところで、再度ご来院いただくことをおすすめしています。
12
アフターケア
術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
施術後の過ごし方
テーピング
術後の腫れ・内出血をなるべく抑え、プロテーゼのずれを防ぐことを目的として、術後にテーピングを行います。
テーピングは少なくとも3日後まで、できれば5日後まで続けていただくことをおすすめします。
※手術の翌日が1日後です
洗顔・スキンケア
当日はお休みください。翌日からは通常通りおこなっていただけますが、あごの周囲は優しく触れてください。
テーピングの部分は濡れても問題ありません。泡などが付いたらよくすすぎ、水気を取ってください。
メイク
あご以外は翌日から可能です。
テーピングを剥がした後は、制限はありません。
入浴
当日から翌々日までは、身体が温まりすぎないよう、短時間のシャワー浴でお済ませください。
それ以降は湯船に浸かっていただけます。
運動
1週間はお控えください。
喫煙
喫煙は施術後の回復に悪影響を及ぼします。
施術後1週間、できれば2週間は喫煙していただくことをおすすめします。
飲酒
飲酒により血行が良くなり内出血などのリスクが増しますので、翌々日まではお休みください。
食事
塩気の強いものは、2,3日は多少しみる可能性があります。
せんべいなどの固く尖ったもの、ゴマなどの固く細かいものは、傷に影響を及ぼす可能性がありますので、2週間くらいは控えて下さい。
歯磨き
やさしく磨いてください。磨いた後は良くうがいして、清潔を保ってください。
洗口液をご使用の際は、アルコール不使用の刺激性の少ないものをお使いください。
施術部位のマッサージ
施術から1か月はマッサージを避けてください。
睡眠
施術から少なくとも1か月はうつぶせ寝を避けてください。
その他
頬杖をつくなど、あごに負担のかかるような動作は避けてください。
ダウンタイム・リスクなど
起こりやすい
痛み
施術中は、麻酔の際に多少の痛みが生じます。
麻酔が切れた後に、ある程度の痛みが出ます。麻酔は通常2~3時間で切れます。
3~7日程度で落ち着くことが多いですが、長引く場合もあります。
施術後にお渡しする痛み止めの飲み薬をお使いください。
腫れ
強い腫れは1~2週で落ち着きます。腫れが完全に消失するには2か月程度かかる場合があります。
傷あと
切開した粘膜に傷あとが残ります。
しばらくは固さが感じられますが、3カ月ほどで落ち着くことが多いです。
内出血
内出血が起こると、痛みや腫れが長引きやすくなります。
あごの周辺が紫色~黄色っぽくなります。2~3週で消えていきます。
再手術(他院修正を含む)では、初回手術に比べ、内出血や腫れが出やすくなります。
まれに起こる
プロテーゼのずれ
腫れが落ち着いたあとに形が気になる場合はご相談ください。
最初は問題がなくても、数カ月後に被膜拘縮が起こることで、ずれが生じることもあります。
可能な場合は再施術を検討します。
元々の骨格や皮膚、靭帯などの状態により、完全に左右対称とするのが難しいことがあります。
なお、ずれの予防のため前もってあご(オトガイ筋)にボトックスを注射し、筋肉を弱めておくこともおすすめです。
歯肉の知覚低下
麻酔の影響で、術直後は下顎の広い範囲にしびれ感が出ます。麻酔の効果は2〜3時間で切れます。
まれに顎の前面にある下歯槽神経に傷が付くと、歯肉などのしびれ感が続くことがあります。
通常数週で自然に消失しますが、ごくまれに痺れ感が消えない場合もあります。
希望と異なる形態
術前にご希望の形態を十分にお伺いし、施術に臨みますが、ダウンタイムが落ち着いた後も形が気になる場合は、ご相談ください。
感染症
細菌が感染すると赤く腫れたり、痛みが強くなることがあります。
感染症の予防として手術中に抗生剤の点滴を投与し、術後は抗生剤の飲み薬をお渡しします。
内服薬や点滴などで感染症が収まらない場合は、プロテーゼの除去が必要になります。
下顎骨の浸食
おとがい筋が収縮することで、皮膚がプロテーゼを骨に押さえつけることで、プロテーゼが接している部分の下顎骨が徐々に凹んでくる ことがあります。皮膚の圧力を抑えるため、あごにボトックスを打っておくことをおすすめします。
抗生剤アレルギー
手術中に使用する抗生剤の点滴に対しアレルギー反応が生じることがあります。アレルギーの症状としては、蕁麻疹、血圧低下、息苦しさ、アナフィラキシーなどがあります。
点滴、注射などにより対処します。
迷走神経反射
緊張や痛みなどの影響により、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。点滴や酸素吸入を行います。
極めてまれ
局所麻酔アレルギー
蕁麻疹、アナフィラキシーなどが生じる可能性があります。
点滴、注射などにより対処します。
血腫
強い内出血が起こると傷の下に血の塊ができ、痛みや腫れが長引きます。
血腫を除く処置が必要になる場合があります。
院長からのコメント
スレッドリフトとの併用もオススメ!
お悩みQ&A
- 誰でも受けられますか?
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妊娠中の方・妊娠の可能性のある方、歯槽膿漏/虫歯治療中の方、ヘルペス感染症、出血性疾患、抗凝固剤内服中、局所麻酔アレルギー、糖尿病の方に対しては、施術を行うことができません。
その他医師の判断により施術が行えない場合がございます。
- プロテーゼがずれないか心配です
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プロテーゼは、下顎骨の骨膜(骨を覆っている固い膜)の下を剥がし、プロテーゼが収まるポケットを作って、挿入していきます。
ポケットを大きく作れば、プロテーゼはすごく入れやすいのですが、ずれが生じやすくなります。
このポケットを、プロテーゼが入るギリギリのサイズに作ることで、プロテーゼは糸などで固定などしなくても、ほとんど動かなくなります。
技術とコツが必要な作業です。
会員制度のご紹介
フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。
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