バッカルファット除去

バッカルファット除去とは?

バッカルファットって何?

バッカルファット(頬脂肪体)は、頬から側頭部にかけて存在する、ひとかたまりの脂肪です。

バッカルファットが多いと、下ぶくれ感やブルドッグ状の頬のふくらみ・たるみとして現れます。

バッカルファット除去は、余分なバッカルファットを切除することで、これらの症状を緩和し、スッキリした頬と小顔効果を得ることを目的とする施術です。

バッカルファットか皮下脂肪か

頬のボリューム感やもたつきの原因が、皮下脂肪によるものなのか、バッカルファットによるものなのか、ご自身ではよくわからないこともあると思います。
1つの目安は、仰向けで寝たときに、そのボリュームがつまめるか、つまめなくなるかです。

皮下脂肪は皮膚とくっついているので、寝ても同じようにつまめますが、バッカルファットは重力によって深部(側頭方向)に落ちていくので、つまめなくなることが多いです。

皮下脂肪が多い方には、脂肪吸引 や 脂肪溶解注射 がおすすめです。

バッカルファットと皮下脂肪がともに多い場合もあります。
皮下脂肪を除去したあとも、頬のもたつきが気になる場合には、バッカルファットも減量することで、より高い効果が期待できるかもしれません。

コケが生じる問題

バッカルファットは、適応がない方に除去手術を行ったり、必要以上にバッカルファットを除去することにより、頬にコケ感が生じることがあります。

バッカルファットの除去を行う際には、まず手術が必要かどうかをしっかり見極める必要があります。

手術では、脂肪を取りすぎれば頬のコケが生じやすくなり、取る量が少なければ下ぶくれ感が残ってしまいますので、バッカルファットを過不足なく除去することが重要です。

手術の実際

バッカルファット除去の施術では、局所麻酔ののち、奥歯のあたりの粘膜を切開して、余分な脂肪を引き出し、切除していきます。

十分な脂肪を除去できたら、切った粘膜は溶ける糸で縫合します。
抜糸の必要はありません。
目に見える部分に傷あとが残らないのも、この施術のメリットのひとつです。

大切な術後の圧迫

バッカルファットは、1つの大きなスペースに存在しています。
バッカルファットの一部を除去することによって、そのスペースに隙間が生じるのですが、脂肪を切った断端から出血が起きたりすると、出血がたまり、腫れが強く出て長引いたり、痛みの持続や細菌感染の原因となりえます。

バッカルファット除去の術後には、フェイスバンドを24時間装着していただきます。
フェイスバンドによりバッカルファットを除去した範囲を上から圧迫することで、血液がたまるスペースを押しつぶし、内出血を防ぎます。

こんな方にオススメ

  • 頬のたるみが気になる
  • 下膨れが気になる
  • 一度の施術でしっかり効果を出したい

施術メニューと料金

※税込価格です(カッコ内は片側料金)

バッカルファット除去 ¥220,000(¥132,000)

※料金には局所麻酔(テュメセント麻酔)と施術中の抗生剤の点滴、内服薬(抗生剤・鎮痛剤)、フェイスバンドが含まれています


症例写真

施術の流れ

01

カウンセリング

お客様のお悩みとご希望をお伺いし、お肌の状態や骨格、ご予算等をふまえ、最適なプランをご提案いたします。

お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。

当日の施術をご希望であれば、このままご契約にお進みいただけます。

02

ご契約

いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります

<未成年の方へ>

03

お会計

自由診療では施術前のお会計をお願いしております。

<お支払い方法>

04

メイクオフ

パウダールームにご案内いたします。施術部位のメイクを落としていただきます。

05

写真撮影

施術前の記録として、写真を撮影いたします。

06

処置室へ

処置室へ移動します。

07

準備

消毒液で口腔内をキレイに指定いただきます。

08

麻酔

バッカルファットの範囲と口腔粘膜の切開する部分に、麻酔の注射を行います。
なるべくご負担を減らせるよう、笑気麻酔や静脈麻酔を併用していただけます。

<麻酔について>

09

施術

施術に要する時間は60分程度です。
リラックスしてお過ごしください。

10

術後説明

施術後の過ごし方や内服薬等について説明します。

11

写真撮影

施術後の記録として写真を撮影する場合がございます。

12

通院

術後1~2か月ほど経過して、腫れがある程度落ち着いたところで、診察にご来院いただくことをおすすめしています。

12

アフターケア

術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

施術後の過ごし方

圧迫

内出血を抑え、腫れを最小限に抑えるために、施術後の圧迫が重要です。
施術直後からフェイスバンドを装着していただきます。
装着したままご帰宅いただけますよう、マスクやサングラス、帽子、ストールなどのご準備をおすすめしています。
施術から24時間、通常施術の翌々日の朝までは、フェイスバンドを装着してください。
施術後3日目までは、できるだけ長い時間フェイスバンドを装着していただくことをおすすめします。

洗顔・スキンケア

当日はお休みください。
翌日以降は洗顔は可能です。フェイスバンド装着中は、洗顔の際一時的に外していただけます。
施術から3日間は、お顔には優しく触れるようにしてください。

メイク

当日はお休みください。
翌日以降は可能ですが、お顔には優しく触れてください。

入浴

当日から翌々日までは、身体が温まりすぎないよう、短時間のシャワー浴でお済ませください。
それ以降は湯船に浸かっていただけます。

運動

1週間はお控えください。

喫煙

喫煙は施術後の回復に悪影響を及ぼします。
施術後1週間は喫煙いただくことをおすすめします。

飲酒

飲酒により血行が良くなり内出血などのリスクが増しますので、翌々日まではお休みください。

食事

塩気の強いものは、2,3日は多少しみる可能性があります。
せんべいなどの固く尖ったもの、ゴマなどの固く細かいものは、傷に影響を及ぼす可能性がありますので、2週間くらいは控えて下さい。

歯磨き

やさしく磨いてください。磨いた後は良くうがいして、清潔を保ってください。
洗口液をご使用の際は、アルコール不使用の刺激性の少ないものをお使いください。

施術部位のマッサージ

施術から1か月はマッサージを避けてください。

ダウンタイム・リスクなど

起こりやすい
痛み

施術中は、麻酔の際と、脂肪を引っ張る際に、多少の痛みが生じる場合があります。
麻酔が切れた後に、ある程度の痛みが出ます。麻酔は通常2~3時間で切れます。
3~7日程度で落ち着くことが多いですが、長引く場合もあります。
施術後にお渡しする痛み止めの飲み薬をお使いください。

腫れ

やや腫れが出やすい施術になります。
2~3週で概ね落ち着く場合が多いです。。
腫れを最小限に抑え、早く引かせるため、術後のフェイスバンド装着が重要です。

傷あと

切開した粘膜に傷あとが残ります。
しばらくは固さが感じられますが、3カ月ほどで落ち着くことが多いです。

時々起こる
硬さ

施術後に頬が固く感じられることがあります。2~3カ月ほどで落ち着く場合が多いです。

内出血

バッカルファットを切除した後の空洞に、血液が貯まることがあります。
腫れや鈍痛が少し長引いたり、頬周辺が黄色~紫色になることがあります。内出血は3週間ほどで消えていきます。

まれに起こる
左右差

元々の骨格や皮下脂肪のボリューム、筋肉の状態などにより、完全に左右対称が得られない場合があります。
腫れがあるうちは、一時的に左右差が見られる場合があります。
腫れがしっかり引いた時点で左右差が気になる場合には、ご相談ください。

こけ/くぼみ

脂肪を取り過ぎると、頬がこける可能性があります。
脂肪を取り過ぎないように十分注意して施術を行います。
術後の組織の収縮により、一時的にこけが生じることがありますが、その場合、3カ月から半年程度で自然に落ち着いてくることが期待できます。

感染症

細菌が感染すると赤く腫れたり、痛みが強くなることがあります。
感染症の予防として手術中に抗生剤の点滴を投与し、術後は抗生剤の飲み薬をお渡しします。

抗生剤アレルギー

手術中に使用する抗生剤の点滴に対しアレルギー反応が生じることがあります。アレルギーの症状としては、蕁麻疹、血圧低下、息苦しさ、アナフィラキシーなどがあります。
点滴、注射などにより対処します。

迷走神経反射

緊張や痛みなどの影響により、血圧が下がって気分が悪くなることがあります。
しばらくすると落ち着きます。点滴や酸素吸入を行います。

極めてまれ
局所麻酔アレルギー

蕁麻疹、アナフィラキシーなどが生じる可能性があります。
点滴、注射などにより対処します。

顔面神経損傷

バッカルファットの近くを走行する顔面神経に傷がつくと、顔の筋肉の動きが弱くなる可能性があります。
内服薬等で対処します。
数カ月で改善がみられることがありますが、症状が残り続ける可能性もあります。

耳下腺管損傷

バッカルファットの近くには、唾液腺(耳下腺)で作られた唾液を口に送る、耳下腺管が存在しています。
施術により耳下腺管が傷つくことで、腫れや痛みなどが生じます。
耳下腺管の再建等が必要になる可能性があります。

院長からのコメント

バッカルファットの手術は必要?

手術以外でバッカルファットを減量する方法としては、脂肪溶解注射で脂肪細胞を壊す方法があります。

当院でのカベリンを用いた脂肪溶解注射は、バッカルファットによるフェイスライン前方のもたつきに対して、高い効果が期待できます。
実際、バッカルファットによるボリュームに対しては、まず第一に脂肪溶解注射での施術をおすすめしています。

脂肪溶解注射では、特にボリュームの多い部分に選択的に薬剤を注入できるので、手術の様にコケが生じるリスクは、極めて少ないです。1回の施術で理想の状態に至るのは難しいですが、逆に1回の施術で激しい変化が出ることもないので、安心して受けていただけます。

ただ、バッカルファットへの脂肪溶解注射は、誰でもできるものではないと思います。
深部の解剖を理解せずに、雑にやみくもに針を差していくと、耳下腺管の損傷による唾液瘻や、表情筋の損傷、顔面神経損傷などが発生するおそれがあります。

使用する薬剤も重要です。
脂肪溶解注射として用いられる薬剤の中には、デオキシコール酸の濃度が低く、非常に効果が乏しいものがあります。
当院で使用する カベリン は、高濃度(0.5%)のデオキシコール酸を配合した薬剤で、高い脂肪分解能が期待できます。

脂肪溶解注射によるバッカルファットの減量を検討されるなら、ぜひ当院までご相談ください。

お悩みQ&A

誰でも受けられますか?
妊娠中の方・妊娠の可能性のある方、重度の皮膚疾患、ケロイド体質、ヘルペス感染症、出血性疾患、抗凝固剤内服中、糖尿病の方に対しては、施術を行うことができません。
その他医師の判断により施術が行えない場合がございます。
頬がこけないか心配です
バッカルファットを必要以上に切除したり、バッカルファットが多くない方にバッカルファット除去の施術を行うことで、頬のコケが発生することがあります。
施術の適応があるかしっかり見極め、過不足なく脂肪を除去することで、頬のコケが発生するのを予防します。
痛みますか?

脂肪を引っ張る際に、少し痛みが出ることがあります。
施術中の痛みを極力少なくするよう、麻酔の方法を工夫して行っています。

ダウンタイムが心配です

バッカルファット除去後に起こりやすいダウンタイムとして、『内出血』と『腫れ』があります。
できるだけ内出血と腫れが少なく済むよう、フェイスバンドによる術後の圧迫が大切です。
フェイスバンドの料金は、施術料金に含まれています。

会員制度のご紹介

フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。

<フェイス美容外科 ポイント会員制度について>

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