【モノポーラRF】
ボルニューマー
ボルニューマーとは?
ボルニューマーってどんな器械?
ボルニューマー(ボルニューマ)は、RF(ラジオ波)という高周波を用いる医療機器です。
RFの原理は電子レンジと同じようなもので、照射された部分の分子が超高速で振動することで、分子と分子が擦れて摩擦熱が発生します。
皮膚・皮下が加熱されることで、タイトニング効果(小顔効果) と 肌質改善効果(美肌、皮膚の引き締まり、小じわ・毛穴の改善)など、様々な美容効果がもたらされます。
ボルニューマーは、加齢に伴うたるみにお悩みのお客様だけでなく、小顔・Vラインを望まれる10代、20代のお客様を含め、あらゆるお客様におすすめできる施術です。
効果1.コラーゲン・線維組織の引き締まり
真皮のコラーゲンや皮下脂肪の線維性隔壁が熱により収縮することで、施術直後より肌の引き締まり、ボリュームダウンの効果が期待できます。
※脂肪細胞は、ボルニューマーの熱で破壊されるまでは至りません。
ボルニューマーによるボリュームダウン効果は、あくまで線維性隔壁の引き締まりによるものなので、時間の経過とともに効果は弱まってきます。
脂肪のボリュームが多い方は、脂肪溶解注射などの脂肪細胞を減らす施術をあわせてご検討いただけますと、より効果的です。
効果2.コラーゲンの新生
皮膚のハリ・ツヤ・弾力は、真皮のECM:細胞外マトリックス(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など)の密度、構造などによって決まってきます。
加齢変化などにより細胞外マトリックスの量・質が低下すると、皮膚は弾力を失って伸び、シワやたるみが現れます。
ボルニューマーの照射により真皮が加熱されると、コラーゲン線維が熱で収縮する事により、直後から引き締まり効果、シワの軽減が認められることが多いです。
その後は熱で刺激を受けた線維芽細胞から新たにECMが生成されることで、ハリが改善して皮膚が引き締まり、更なるシワ・たるみの改善が現れ始めます。
ボルニューマーの特徴:強力な加熱
ボルニューマーを含むモノポーラRF機器では、皮膚・皮下組織にどれくらい熱を加えられるかが、治療の効果に直結します。
ですが単に加熱しただけでは、熱に敏感な皮膚表面の温度が先に上がってしまい、深部の温度が上る前に、熱さに耐えられなくなってしまいます。
ボルニューマーは、最大の特徴である水冷式クーリングをはじめ、様々なテクノロジーにより、痛みを最小限に抑えつつ、安全に強力に加熱することに成功しています。
1)冷却
ボルニューマー以外のモノポーラRF機器では、ガス冷却式が一般的です。
照射のたびにマイナス20度以下の冷却ガスを肌との接触部分に吹き付け、表面の温度を下げます。
一定時間続く加熱に対して、一瞬のガス冷却で鎮痛効果・やけど予防を出すには、必要以上に温度を下げなければなりません。
ガス冷却により皮膚表面の温度は下がり、加熱とともに冷却効果は薄れ、徐々に温度は上がり、次の冷却でまた急激に冷やされます。
この大きな温度変化が、痛みの発生につながります。
対してボルニューマーは、ガス冷却式とは一線を画した、水冷式の冷却機構を採用しています。
器械の中を冷たい水が循環することで、器械の先端部分が12〜16度に冷やされます。
肌と接する部分が常に冷えた状態なので、ガス冷却のように、過度に冷却する必要がありません。
冷やしすぎないので、RFによる加熱の効果を妨げられず、最大限の美肌効果が得られることになります。
温度の上下が少ないことで、施術中の痛みが最小限に抑えられます。
これまでボルニューマー以外のモノポーラRFを受けられて、痛みが辛かった方、施術を断念していた方も、ぜひボルニューマーの痛みの少なさをご体感ください。
2)バイブレーション
ボトックスの注射など、痛みを伴う施術では、注射部位の近くを振動させることで、痛みを緩和できることが知られています。
これは、痛みよりも振動の神経刺激が優先して脳に伝わりやすいからです。
ボルニューマーは、加熱する際に先端部分を振動させる機構を備えています。
水冷式の冷却とともに、痛みの軽減に大きく役立ちます。
3)ムービング照射
一般的なモノポーラRFは、スタンプ状に機器を肌に当てて、加熱していきます。
1ショット打ったら隣に移動し1ショット打つ、の動作を繰り返します。
スタンプ照射は1ショットあたりの温度上昇が大きいですが、それゆえ耐えられる限界の温度を超えやすく、無理なく施術を進めるには照射の出力を下げる必要が出てきます。
対してボルニューマーは、スタンプ照射に加え、機器を肌に密着させたままスライドさせて加熱していく『ムービング照射』が可能です。
動かしながら照射することで、1ショットで広い範囲を加熱していけます。
加えて、1ショットあたりの温度の上昇がマイルドなので、ムービング照射を繰り返すことで、限界ギリギリまで無理なく加熱していくことができます。
機器を動かすスピードで温度の上がり具合を調整でき、出力を下げること無く効率よく広い範囲を加熱していけます。
HIFUとの違い
HIFUはボルニューマーと同様に、皮膚・皮下を加熱する施術です。
ボルニューマーがRF(高周波)で組織を加熱するのに対して、HIFUは超音波で組織を加熱します。
ボルニューマーは、照射範囲全体を加熱します。
対してHIFUは、一定の深さを点状(ドット状)にピンポイントに加熱します。
ボルニューマーの3次元的な加熱に対して、HIFUの加熱は直線的です。ボルニューマーでは広範囲の組織が、熱による作用を受けられます。
ボルニューマーを含むモノポーラRFで加熱できる深さは、最大で3mm程度となります。
対してHIFUは、より深部までの加熱が可能です。
当院で取り扱うウルトラセルQ+ですと、先端のカートリッジを変えることで、1.5mm, 2.0mm, 3.0mm, 4.5mmの深さを加熱できます。
ボルニューマーとHIFUどちらを受けたらいいのか、というのは、難しい質問です。
トータルでみると、お客様の満足度はボルニューマーの方が高い印象ですが、料金の差があるので一概には言えません。
最も効果的なのは、ボルニューマーとHIFUのハイブリッド治療:ボルハイフです。
浅い層はボルニューマーで強力に加熱し、ボルニューマーの届かない深い層はHIFUで加熱することで、最大限の引き締め・小顔効果が得られます。
ボルニューマーのメリット
① 口まわり(人中)
HIFUとの大きな違いとして、ボルニューマーでは口周りの施術が可能です。
口周りにHIFUを使用すると、神経が傷つき、口の動きに支障をきたす可能性がありますが、ボルニューマーではそのリスクは極めて少ないものとなります。
人中(鼻下)部分に熱を加えて皮膚・皮下組織が引き締まることで、人中部分が少し短くなり、上唇に少し厚みが出る効果が期待できます。
人中部分を安全に引き締められる施術は、ボルニューマーを含むモノポーラRFか、Fotonaくらいです。
ボルニューマーは、鼻下だけでなく、口周り全体に安全に使用できます。
口周りのゆるみ・シワ感などが気になる方も、ぜひご検討ください。
ボルニューマーのメリット
② 鼻
鼻のような固く形が複雑な部位は、HIFUでは機器が皮膚に密着しないため、やけどするリスクがあります。
ボルニューマーの小チップ(先端0.25cm2)を使うことで、複雑な形の部位でも機器を密着させられ、加熱していけます。
鼻エリアに照射することで、鼻の毛穴の軽減や引き締め、バニーラインの小じわの改善などが期待できます。
ボルニューマーのメリット
③ 目周り
HIFUでも目周りの照射はできますが、ボルニューマーでは、更に攻めた目周りの照射が可能です。
まぶたの皮膚はもともと薄く、加齢による変化を受けやすい部分です。
皮膚のコラーゲン等が減少すると皮膚が伸び、シワやたるみが生じます。
施術によりまぶたの皮膚にコラーゲン等が生成され、皮膚が引き締まることで、まぶたの小じわやたるみの改善と、目が開きやすくなる効果が期待できます。
そのほか目の間の横ジワや、目頭のシワに対しても効果を発揮します。
施術の実際
お顔にジェルを載せ、器械を肌に当ててRFを照射していきます。
照射を何度も何度も繰り返すことで、皮膚・皮下の温度をどんどん上げていきます。
温度が一定以上に上がると痛みが出てくることがあります。辛いときは遠慮なくおっしゃって下さい。
当院のボルニューマーの照射は、定型的なものではありません。
『ここを重点的に』とのご希望をお伝えいただければ、ご契約いただいたショット数の中でショット数を配分して、気になる部分を重点的に照射していくことができます。
お客様のご希望に柔軟に対応できるよう、当院では50ショット刻みでのメニューを設定しております。
施術の間隔
照射後1~2ヶ月で最大限の効果が現れ、6ヶ月ほど経過すると効果が弱まってきます。
通常は半年〜1年に1回の施術をおすすめしています。
なお、お肌の状態というものは、何もしなくても現状が維持されるわけではありません。基本的に下り坂です。
脂肪が重いと重力で垂れ、皮膚は引き伸ばされます。
定期的にボルニューマーやHIFU、または糸リフトなどの『引き締める系・引き上げる系』の施術を受けていただくことで、皮膚・皮下組織が引き締められた状態が持続し、重力による加齢変化を低減する効果が期待できます。
こんな方にオススメ
- たるみを改善したい
- 目もとのたるみ・小じわが気になる
- HIFUでは物足りなかった
- 脂肪吸引後のもたつきが気になる
- 骨切り後のもたつきが気になる
- 二重あごをなんとかしたい
- 肌にハリ・ツヤを出したい
- サーマクールは痛くてダメだった
- 痛みが少ない施術を受けたい
施術メニューと料金
ボルニューマーは、お顔全体、あご下、首への照射が可能です。
まずは「どこを改善させたいか」をお伝え下さい。
皮下組織の厚み、たるみの程度など、お肌の状態にあわせて適切なショット数をご提案いたします。
各部位ごとのショット数の目安を、以下にお示しします。
ご契約の参考になさってください。
全顔
スタンダード(250ショット): ¥75,900
プレミアム(500ショット): ¥136,400
全顔+あご下
スタンダード(300ショット):¥88,000
プレミアム(600ショット):¥160,600
全顔+あご下+首
スタンダード(500ショット):¥136,400
プレミアム(900ショット):¥233,200
額
スタンダード(50ショット):¥22,000
プレミアム(100ショット): ¥36,300
目周り
通常チップ 50ショット:¥22,000
小チップ 100ショット:¥33,000
鼻
スタンダード(小チップ100ショット): ¥33,000
プレミアム(小チップ150ショット):¥44,000
頬
スタンダード(200ショット): ¥62,700
プレミアム(300ショット):¥88,000
プラチナ(400ショット):¥112,200
人中短縮
通常チップ 20ショット+小チップ 50ショット
:¥27,500
※「通常チップ20ショット」は、人中短縮専用のメニューとなります。
口周りアンチエイジング
通常チップ 50ショット:¥22,000
小チップ 50ショット:¥18,700
あご下
スタンダード(100ショット):¥36,300
プレミアム(150ショット):¥49,500
頬+あご下
スタンダード(250ショット):¥75,900
プレミアム(400ショット):¥112,200
プラチナ(550ショット):¥148,500
首
スタンダード(200ショット):¥62,700
プレミアム(300ショット)¥88,000
例えば『100ショットで全顔』なども可能ではありますが、あまりショット数を下げると、皮下の温度が上がりきる前にショット数を使い切ってしまい、十分な効果が期待できません。
上に示した各部位の【スタンダード】のショット数を下限として、ご検討ください。
チップ(先端)について
当院では、照射する部位に合わせて通常チップ(3cm2)と、小チップ(0.25cm2)を使い分けます。
基本的には通常チップをメインに使用します。
通常チップが入らない狭い部分、細かい部分には、小チップを使用します。
目周りと口周りは、通常チップでの照射に、小チップでキワまで攻めたの照射を加えていきますと、更なる効果の高まりが期待できます。
※通常チップと小チップでは1ショットあたりの料金が異なります。
※通常チップと小チップをあわせて使用する場合、それぞれの金額の合計から¥5,500を引いたものが、施術料金となります。
ショットごとの料金一覧
通常チップ(3cm2) | |
---|---|
50ショット | ¥22,000 |
100ショット | ¥36,300 |
150ショット | ¥49,500 |
200ショット | ¥62,700 |
250ショット | ¥75,900 |
300ショット | ¥88,000 |
350ショット | ¥100,100 |
400ショット | ¥112,200 |
450ショット | ¥124,300 |
500ショット | ¥136,400 |
550ショット | ¥148,500 |
600ショット | ¥160,600 |
650ショット | ¥172,700 |
700ショット | ¥184,800 |
750ショット | ¥196,900 |
800ショット | ¥209,000 |
850ショット | ¥221,100 |
900ショット | ¥233,200 |
小チップ(0.25cm2) | |
---|---|
50ショット | ¥18,700 |
100ショット | ¥33,000 |
150ショット | ¥44,000 |
200ショット | ¥52,800 |
250ショット | ¥60,500 |
300ショット | ¥66,000 |
350ショット | ¥71,500 |
400ショット | ¥77,000 |
※ 通常チップと小チップを両方使用する場合、合計の金額から¥5,500を差し引いたものが、施術料金となります。
HIFUとの併用:ボルハイフ
ボルニューマーをはじめとするモノポーラRFは、照射した部分の皮膚・皮下全体を熱します。
RFの波長の特性上、加熱は3mmくらいの深さまでにとどまります。
対してHIFUは超音波を一点に集中して照射することで、ピンポイントで組織を加熱、収縮させます。
表面から1.5mm, 2.0mm, 3.0mm, 4.5mmという決まった深さに対して、63度という高熱でドット状に加熱します。
3mmまでの深さを強力に加熱するボルニューマーに、HIFUによる3.0mm, 4.5mmの加熱を組み合わせることで、深部の組織を引き締め、たるみの改善効果を更に引き上げることが可能となります。
※ ボルハイフでは、ボルニューマー単独での施術に比べ、施術終了後にむくみやすい傾向があります。
※ 首のボルハイフでは、HIFUは3.0mmのみの加熱となります。
ボルハイフ 料金 | |
---|---|
頬 | +¥19,800 |
あご下 | +¥11,000 |
首 | +¥6,600 |
症例写真
治療の流れ
01
カウンセリング
お客様のお悩みとご希望をお伺いし、お肌の状態や骨格、ご予算等をふまえ、最適なプランをご提案いたします。
お見積もりをお渡ししますので、お持ち帰りの上十分にご検討ください。
当日の施術をご希望であれば、このままご契約にお進みいただけます。
02
ご契約
いくつか書類をご記入いただきます。
未成年の方は親権者様の同意書が必要になります
03
お会計
自由診療では施術前のお会計をお願いしております。
04
メイクオフ
パウダールームにご案内いたします。施術部位のメイクを落としていただきます。
05
写真撮影
施術前の記録として、写真を撮影いたします。
06
施術
お顔にジェルを伸ばし、照射を進めていきます。
施術時間は範囲、ショット数により異なります。
300ショットで10~15分、600ショットで20~30分程度です
リラックスしてお過ごしください。
07
状態の確認
施術終了後にお鏡をお渡しします。気になるところがないかご確認ください。
08
術後説明
施術後の過ごし方やお手入れの方法について説明します。
09
写真撮影
施術後の記録として写真を撮影する場合がございます。
10
メイク
ご希望の方はパウダールームをご利用ください。
11
通院
施術後の通院は不要です。
心配なこと、気になることがありましたら、ご予約の上ご来院ください。
12
アフターケア
術後の経過についてご不安やご不明点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
施術後の過ごし方
洗顔・スキンケア
直後から可能です。
メイク
直後から可能です。
冷却
ボルニューマーで熱を加えることで、皮膚の下では炎症が起こっています。この炎症により修復のメカニズムが働き、たるみや肌質の改善効果が発揮されます。
施術直後の冷却は、せっかくボルニューマーで起こした炎症効果を鎮静化してしまう方向にはたらきます。
ボルニューマーの施術後は、施術部位を冷やさないでください。
入浴
当日からご入浴いただけます。
腫れ・むくみが生じないよう、当日の長湯は避けてください。
翌日以降は通常通りご入浴いただけます。
運動
腫れ・むくみが生じないよう、当日の運動はお控えください。
翌日以降は制限はありません。
飲酒
当日は過度の飲酒はお控え下さい。
お顔のマッサージ
お肌の摩擦を防ぐため、施術から1週間ほどはマッサージを控えてください。
ボルニューマー ダウンタイム・リスクなど
起こりやすい
熱さ(痛み)
熱が高まることで、熱く感じることがあります。
多くの場合は苦痛なく施術を受けていただけますが、熱の感じやすさには個人差があります。
出力を調整したり、器械の当て方を調整することで、熱がたまりすぎないように施術を進めていきます。
赤み
照射部位に赤みが出ることがあります。通常数時間で落ち着きます。
時々起こる
むくみ
熱に対する反応で、施術直後には小顔効果以上にむくみが見られることがあります。
徐々に引き締まっていきますので、ご安心ください。
極めてまれ
やけど
施術中皮下の温度は40~60度にまで上がります。
施術中はやけどが発生しないよう、お客様の熱の感じ方を指標に施術を進めます。
熱い時にすぐ熱いとお伝えいただければ、やけどの発生を避けられますが、必要以上に我慢してしまうと、熱がたまりすぎ、 やけどが発生する危険があります。
『我慢した方がが効く』というものでは全くありませんので、熱い時には必ずお伝え下さい。
神経損傷
ボルニューマーで神経に傷が付く可能性は極めて少ないですが、可能性はゼロとは言えません。
神経に傷がついた場合、お顔の皮膚の感覚が鈍くなったり、筋肉の動きが弱くなる可能性があります。
施術後に違和感がありましたら、お早めにご連絡ください。
院長からのコメント
その他のRF機器
RF機器には、ボルニューマーを含むモノポーラ式のほかに、バイポーラ式、マイクロニードル式などがあります。
<モノポーラRF>
手元の機器から背中に貼った電極に向けて高周波を流します。
RF機器の中では、モノポーラ式が最も深くまで加熱できます。
深部の引き締めによるたるみの改善に加え、浅層の引き締めによる肌質の改善が期待できます。
<バイポーラ式>
手元の機器内の電極から電極に向かって高周波が流れます。
比較的浅い層が加熱されるので、肌質改善に効果が期待できます。
<マイクロニードル式>
複数の極細の針を皮膚に刺し、針先から高周波を照射することで、皮内・皮下を直接加熱します。
シルファームやポテンツァに代表されます。
肌質改善のほか、機器によっては肝斑や赤ら顔の改善が期待できます。
ボルニューマー以外のモノポーラRF機器
代表的なモノポーラRF機器としては、『サーマクール』や『ポテンツァ・ダイヤモンドチップ』があります。
その他にも『オリジオX』や『10Therma』『Density』など、各社から様々なモノポーラRF機器が提供されています。
サーマクール
サーマクールは、海外ではThermageの名で知られています。
初代サーマクールは2002年に開発された、最も歴史のあるモノポーラRF機器です。
1世代前が2009年に発売されたサーマクールCPTで、最新型のサーマクールFLXは2018に発売されました。
サーマクールの出力はボルニューマーと同じ6.78MHzで、モノポーラRF機器の中では最高レベルとなります。
サーマクールは消耗品のコストが高いため、その分をどうしても施術料金に転嫁せざるを得ません。
それに対してボルニューマーのコストはサーマクールほどではないため、施術料金を抑えられます。
サーマクールとボルニューマーでは、例えば同じ全顔の施術でも料金に差がありますが、『料金が高いから効果も高い』は、必ずしも当てはまるものではありません。
ポテンツァ・ダイヤモンドチップ
ポテンツァは主にニードルRFとして使用される機器で、肌に刺した複数の針からRF波を出すことで、肌質の改善を図ります。
ポテンツァでは、先端をダイヤモンドチップというものに変えることで、モノポーラとバイポーラを組み合わせたたるみ治療が行えます。
ボルニューマー、サーマクールの周波数が6.78MHzと非常に高いのに対して、ポテンツァはもともとマイクロニードルRF機器として設計されており、周波数は1~2MHzにとどまります。
肌に加わる熱量は、周波数なりに下がります。
ポテンツァ・ダイヤモンドチップは「痛みをほとんど伴わない」ことを売りにしていますが、冷却機構や振動機構を伴わずに痛みが感じられないということは、肌に加わる熱量が多くないからとも言えます。
ボルニューマー お悩みQ&A
- ボルニューマーは誰でも受けられますか?
- 皮下・顔面骨表面に金属プレートや金の糸などがある方、 ペースメーカーを埋め込んでいる方、妊娠中の方・妊娠の可能性のある方、重度の皮膚疾患、ケロイド体質の方、ヘルペス感染症、高度のアトピー性皮膚炎、 日焼けで炎症のある方、出血性疾患、抗凝固剤内服中の方は、施術を行うことができません。
その他医師の判断により施術が行えない場合がございます。
プロテーゼ(シリコン)が入っている部位は、照射できません。ヒアルロン酸の施術を受けてから1ヶ月(~6ヶ月)、ボツリヌストキシン注射から2週間は、ボルニューマーの施術を避ける必要があります。スレッドリフトでPCL製のスレッドを使用した場合、半年以上間隔を開けてください。
- ボルニューマーはどれくらいの間隔で受けられますか?
-
効果は半年ほどの持続が期待できます。
半年に1回受けていただけますと、良い状態をキープする効果が期待できます。
- 痛みますか?
-
ボルニューマーは、モノポーラRF機器で唯一の水冷機構(2024年8月現在)、バイブレーション機能等により、高い効果を出しつつ痛みの発生が最小限に抑えられています。
多くのお客様は、「まぁちょっと痛いところもあったかな?」くらいの範囲で、苦痛なく施術を終えることができます。
痛みの感じ方には個人差があります。痛みが強いときには冷却や振動を強めたり、出力を弱めることで、無理なく施術を受けていただけます。
- 痛みが心配です。表面麻酔を使えますか?
-
ボルニューマーでは、痛みの強さをやけどのリスクの指標としています。
痛みが強い場合は内部の温度が高くなりすぎているので、出力や照射の仕方で温度を調整します。
麻酔を使って痛みをなくしてしまうと、温度が高くなりすぎても感知できないので、やけどが発生してしまうかもしれません。
安全のためには、表面麻酔は使うべきではありません。
- ダウンタイムが心配です
-
ダウンタイムはほとんどありません。短時間軽い赤みやむくみが生じる程度です。
翌日以降にダウンタイムを持ち越すことはあまりありませんので、ご予定を気にせずに施術を受けていただけます。
- 先日顔のヒアルロン酸注射を受けました。ボルニューマーを受けられますか?
-
ヒアルロン酸注射を受けた部位にボルニューマーを行う場合は、当院では少なくとも1か月以上、間隔を開けることを原則としています。
ボルニューマーは、照射する際に多少皮膚に圧をかけます。その際に形成したヒアルロン酸の形が変わらないとも言えません。
ヒアルロン酸を注入した部位は照射を避けるか、3〜6ヶ月程度間隔を開けていただいたほうが、安心ではあります。
- ボルニューマーの施術は誰が行いますか?
-
ボルニューマーを含め美肌系の施術は、医師の管理のもと技術を習得した看護師が担当いたします。
施術の際にはお肌のお悩みなども、お気軽にご相談ください。なお、500ショット以上のご契約においては、医師が施術を承ることも可能です。
医師施術の場合、通常の1.4倍の料金を頂戴いたします。
医師施術では、通常よりも高出力で、より攻めた施術を行っていきます。その分ある程度の痛みを伴うことを、ご了承ください。
ご希望の際にはご相談ください。
会員制度のご紹介
フェイス美容外科では、施術でポイントがたまるおトクな会員制度をご用意しています。
施術を受けられる際は、ぜひご入会をご検討ください。
宮城県仙台市青葉区中央3-1-3 aune仙台2F
JR「仙台」駅 西口より徒歩5分
地下鉄「仙台」駅 中央2出口より徒歩1分